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住友生命、資産運用システムのクラウドサービスが稼働

スミセイ情報システムとNECの協業で構築

2010年7月24日(土)IT Leaders編集部

スミセイ情報システムと日本電気(以下、NEC)は2010年7月23日、金融機関向けクラウドサービス事業で協業を開始し、その第一弾として、住友生命保険相互会社(以下、住友生命)に対し、資産運用システムをクラウドサービスとして提供すると発表した。住友生命における同サービスの利用開始は、平成23年9月の予定である。

スミセイ情報システムとNECは、住友生命が保有する資産運用システムをクラウドサービス環境で提供する。これは、スミセイ情報システムがこれまで住友生命の資産運用システムでの開発・運用・管理および金融業界で培ったノウハウと、NECのデータセンターやクラウドサービス関連の技術・実績により実現される。これにより住友生命は、システム基盤を自社内で持たずにクラウドサービス基盤を活用することで、同システムにかかるコスト(TCO)を5年間トータルで約40%削減できると見込んでいる。

今回のサービスを提供するNECのデータセンターは、免震・耐震構造や複数センター間でのバックアップ体制など災害対策・事業継続(BC)対策がなされ、厳重な入退出管理、統合運用監視、情報セキュリティ対応、金融系システムのガイドラインであるFISC(The Center for Financial Industry Information Systems)安全対策基準への準拠など、強固なインフラとなっている。NECは同データセンター内に、OMCS(Open Mission Critical System)で培った高信頼なSI技術を用いたクラウドサービス基盤を構築しており、安心・安全なクラウドサービスを提供している。

今後、両社は各々の強みを活かし、NECのクラウドサービスのノウハウとスミセイ情報システムの金融ソリューションを組み合わせることで、さまざまな金融機関にクラウドサービスを提供していくとしている。

近年、ネットワーク環境が飛躍的に進展し、同時に仮想化やセキュリティ関連の技術が進歩することで、柔軟なITの利用が可能になっている。一方、企業等においては、戦略的な投資に向けてIT投資を平準化したい、システムのTCOを削減したいといったニーズが強まっており、IT資産を所有するのでなくネットワークを介して必要な機能を必要な分だけ利用するというクラウド指向のシステムサービス活用に対する関心が急速に高まっている。今回の協業は、こうした市場動向に対応するもだとしている。

スミセイ情報システム
http://www.slcs.co.jp/

NEC
http://www.nec.co.jp/

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