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ソフトバンクテレコム、自社環境とクラウドを連携するハイブリッドクラウドの試験サービスを開始

2010年8月3日(火)IT Leaders編集部

ソフトバンクテレコムは2010年8月2日、平日夜間と休日に広域Ethernetの回線帯域幅を拡張することによって、サーバー間の大量のデータ転送を安価に、信頼性の高いネットワークで実現する「ULTINA(アルティナ) Wide Ethernet 帯域スケジューリングサービス」の提供を開始することを発表した。同サービス提供開始に先駆け、2010年8月10日より試験サービスの受付を開始する。

「ULTINA Wide Ethernet 帯域スケジューリングサービス」は、自社環境とクラウドサービスを連携するハイブリットクラウドの構築に最適なサービス。平日日中の通信速度(「基本速度」)とは別に、平日夜間および休日用に「拡張速度」を設定し、帯域を保証しながらサーバー間の大容量のデータ通信を実現する。曜日や時間帯によって異なる企業のデータ通信量に着目することで、平日夜間と休日の通信を通常よりも安価な価格設定で提供する。

同社は、試験サービスを通じて需要動向やトラフィックパターンなどの調査を行い、同サービスの本サービス開始に向けて準備を行う。

試験サービス期間は、2010年8月10日~2011年9月30日。提供回線と設定速度は、以下の組み合わせの中から回線と速度を選択できる。

  • 指定センター終端
     基本速度:200~500Mbps
     拡張速度:1Gbps
  • Etherアクセス
     基本速度:200~300Mbps
     拡張速度:600Mbps
    または
     基本速度:200~500Mbps
     拡張速度1Gbps

今後同社は、同サービスを含めた4つの回線サービスを、クラウドサービスに適したネットワークサービス「クラウドEther」として提供する。

「クラウドEther」は、安価で信頼性の高いクラウド基盤サービスを可能にするネットワークサービス。VLANの多重化やNAT機能などの技術を用いて、ユーザーのクラウド環境の実現をサポートする。

「クラウドEther」の内容は以下のとおり。

  • ULTINA Wide Ethernet/IP-VPN VLAN多重「帯域制御型」
    システム(VLANまたはVPN)ごとに、帯域確保と優先制御の機能を付加し安価で信頼性の高いクラウド基盤ネットワークを実現させるサービス
  • ULTINA IP-VPN NAT機能
    複数のユーザーにクラウドサービスを提供するクラウド事業者向けに、ユーザーごとに設定されているVPNのアドレスを、クラウド事業者で管理しているアドレス体系にNAT変換することで、クラウド基盤ネットワークを実現させるサービス
  • ULTINA IP-VPN エクストラネット
    複数のユーザーのVPN回線のうちセンター回線を共有することにより、安価なクラウド基盤ネットワークを実現させるサービス
  • ULTINA Wide Ethernet 帯域スケジューリングサービス
    自社環境とクラウドサービスのサーバー間連携を、安価に信頼性の高いネットワークで実現させるサービス

ソフトバンクテレコム
http://www.softbanktelecom.co.jp/ja/

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