クオリカは2010年8月2日、エンタープライズ向けIaaS「Qcloud(キュークラウド)」を2010年9月より提供開始することを発表した。
「Qcloud」は、同社が2004年から提供しているサーバリソースのオンデマンドサービス「QRS(キューアールエス)」に、仮想化技術を組み込んだIT基盤をIaaSとして提供するクラウドサービス。
同サービスは、インターネットおよび企業内ネットワークのいずれからのアクセスも可能で、同サービスを利用する企業は、その企業が提供するインターネットサービスや企業内システムのIT基盤となるサーバリソースを、ネットワークの制約なく、使用したい時に使用したいだけ自由に使用できる。
同サービスの特長は以下のとおり。
- 月額9,000円からの利用しやすいサービス価格設定。
- インターネットおよび企業内ネットワークのいずれからでもアクセス可能。
- 標準サービスとして2世代のデータバックアップを取得。サーバの追加契約なしでバックアップ取得が可能。
- 各種オプションサービスにより、ユーザーに最適なサービス提供が可能。
同サービスのプランは以下の4種。
- Starter:vCPU 1.0GHz×1/メモリ 1GB/HDD 30GB/月額費用 9,000円~
- Solo:vCPU 3.0GHz×1/メモリ 2GB/HDD 50GB/月額費用 2万1,000円~
- Duo:vCPU 3.0GHz×2/メモリ 2GB/HDD 50GB/月額費用 2万8,000円~
- Quad:vCPU 3.0GHz×4/メモリ 4GB/HDD 50GB/月額費用 4万4,000円~
同社は、同サービスの販売目標を3年で300台(仮想サーバ台数)としている。