日立情報システムズ(日立情報)は、同社が2010年1月より提供しているリソースオンデマンドサービス「BusinessStage ROD」に、ITリソースのスケール(利用量)を顧客自身が自在にコントロール可能な「スケーラビリティモデル」を追加し、2010年8月18日から提供開始した。
「BusinessStage」は、クラウド型サービスと顧客占有リソース型アウトソーシングサービスの双方の特徴を兼ね備えたサービスで、顧客のビジネス形態に適したITリソースをきめ細かく提供するというもの。今回、ビジネスの変化により柔軟かつスピーディに対応したいという顧客の要望に応え、BusinessStageのIaaS(Infrastructure as a Service)型サービスとして提供中のリソースオンデマンドサービス「BusinessStage ROD」に、顧客自身がITリソースの利用量を自在に変更・コントロールできる「スケーラビリティモデル」を追加した。
同モデルでは、顧客ごとに用意されるセルフポータルWeb画面から、仮想サーバーの生成(スケールアウト)やサイズ変更(スケールアップ)を、顧客自身が指定できる。
- セルフスケールアウト機能
仮想サーバーの生成を顧客自身が行える。仮想サーバーのサイズは、用意されたリソースプランから選択できる。 - セルフスケールアップ機能
仮想サーバーのサイズ変更を顧客自身が行える。
なお、同サービスは、仮想化ソフトウェアとして「VMware vSphere」を活用している。各リソースプランと仮想サーバーサイズ、月額提供価格(税込み)は、以下のとおり。
- Microプラン(1vCPU、メモリ1GB、ディスク10GB):8,190円/月・台
- Smallプラン(1vCPU、メモリ1GB、ディスク40GB):1万6,170円/月・台
- Mediumプラン(2vCPU、メモリ2GB、ディスク40GB):2万4,780円/月・台
- Largeプラン(4vCPU、メモリ4GB、ディスク40GB):4万1,790円/月・台
また、仮想サーバーへのシステムインストールも、顧客自身がリモート環境から実行できるほか、インストールの際に必要なCDメディアファイルを保管するストレージも、無償で提供される。
- メディアファイル保管サービス
仮想サーバーへシステムインストールする際に必要なCDメディアファイルを保管するストレージを、無償で提供。セルフポータル画面からリモートコンソール機能によって対象の仮想サーバーにアクセスし、CDメディアファイルをマウントすることでシステムをインストールできる。
同社では、今後もBusinessStageを構成するサービスのラインアップを強化するとともに、日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」のひとつとして同サービスを積極的に展開していく。
「BusinessStage ROD」
http://www.hitachijoho.com/solution/outsourcing/dor/index.html
日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com/