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トレンドマイクロ、基本設計一新の「ウイルスバスター2011 クラウド」を発表

2010年9月1日(水)IT Leaders編集部

トレンドマイクロは2010年8月31日、ウイルスの爆発的な増加とパソコンの負荷の問題を解決するため、クラウド上のウイルスデータベースを参照して検出する新機能「スマートスキャン」を実装したクラウド/クライアント型セキュリティソフト「ウイルスバスター2011 クラウド」を、2010年9月3日より店頭発売すると発表した。また、トレンドマイクロ・オンラインショップやダウンロード販売店では、店頭発売に先行して、2010年8月31日より販売を開始した。同社は、今後一年間で、ウイルスバスターシリーズで1300万ユーザの新規販売・更新を目指すとしている。

同製品は、クラウド上のデータベースを参照してウイルスを検出する新機能「スマートスキャン」を実装している。この方式では、ウイルスを検出するためのシグネチャの約80%をパソコン上からクラウドへ移行。これにより、パソコンの負荷を抑制できることに加え、クラウド上で更新されている最新の情報をユーザは常に利用でき、かつウイルスが急増した場合でも大量のデータをダウンロードする必要がないため、リアルタイムでの防御と軽快性の両立という従来のウイルス検索の課題を解決している。

「ウイルスバスター2011 クラウド」の概要は次のとおり。

新機能「スマートスキャン」の採用

従来のパターンマッチングでは、新種ウイルス検出のためには、ユーザが最新のウイルスパターンをダウンロードする必要があり、対策に時差が生じる可能性があった。また、現在のウイルスの急激な増加に伴って、より大量かつ高頻度のデータ更新が必要となっており、パソコンへの負荷が大きな課題であった。しかし、「スマートスキャン」は、ウイルスの情報をリアルタイムに更新できるようクラウドにデータベースを用意し、必要に応じてパソコンからクラウドに問い合わせを行う。ウイルスの検出に必要な最小限のデータをパソコンに残し、次々と発生する新しいウイルスの情報や使用頻度の低い情報をクラウドに置くことで、リアルタイムな防御とパソコンへの負荷を最小限にする軽快性を両立させた(ウイルスバスター for Macには未実装)。

主な新機能・強化ポイント

  • ウイルス/スパイウェア対策:「ローカル相関分析」
    ウイルスを検出した際に、そのダウンロード元となった不正なURLやダウンローダーの情報をトレンドマイクロに送信する機能。トレンドマイクロでウイルスの感染経路を分析することにより、より効率的に脅威に対応することができる。
  • 有害サイト対策:「ブラウザガード」
    HTMLファイルに埋め込まれた悪意のあるシェルコードの振る舞いを検出し、不正なWebサイトをブロックする。
  • 個人情報漏えい防止:「データ消去ツール」
    ファイル削除時に、そのファイルを復元できないようにファイルデータを安全に消去する。米国連邦政府が定めたデータセキュリティ対策基準(DOD 5220.22-M)に準じたデータ消去方法を採用した。

製品ラインナップおよびオープン価格(税込み)は次のとおり。

【パッケージ版】
「ウイルスバスター2011 クラウド1年版」の価格は、5980円。「3年版」は、1万2800円。
「ウイルスバスター2011 クラウド6ユーザパック」の価格は、9800円。
「ウイルスバスター2011 クラウド + 保険&PCサポート 1年版」の価格は、7980円。「3年版」は、1万6980円。
「ウイルスバスター 更新パック」の価格は、6705円。

【ダウンロード版】
「ウイルスバスター2011 クラウド ダウンロード 1年版」の価格は、4980円。「2年版」は、8980円。「3年版」は、1万1800円。
「ウイルスバスター2011 クラウド 6ユーザパック ダウンロード版」の価格は、8980円。
「ウイルスバスター2011 クラウド + 保険&PCサポート ダウンロード 1年版」の価格は、6980円。「2年版」は、1万1900円。「3年版」は、1万5980円)

無料バージョンアップ
http://tmqa.jp/kantan

ウイルスバスタークラブ
http://jp.trendmicro.com/jp/support/personal/vbc/

ウイルスバスター2011 クラウド スペシャルサイト
http://www.trendmicro.co.jp/vb2011

トレンドマイクロ
http://jp.trendmicro.com/jp/home/index.html

関連キーワード

Trend Micro / マルウェア対策 / クライアント管理 / エンドポイントセキュリティ

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