[事例ニュース]

カシオ計算機が間接材集中購買システムを刷新、ほか

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2010年10月号)

2010年9月29日(水)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から12個の事例を取り上げた。

Web解析

ローソンがオンラインチケット販売の分析基盤を強化

同社の子会社で、チケット販売業務を担うローソンエンターメディアが、アドビ システムズのWeb解析サービス「Adobe SiteCatalyst」を導入した。ローソングループ9500店舗以上にチケット販売端末を設置・運用している同社は、顧客の販売動向がより詳細に把握できるPCサイトやモバイルサイトを重要視しており、システム導入に至った。システムはトランスコスモスが構築した。 (2010/8/16)

SaaS/購買管理

カシオ計算機が間接材集中購買システムを刷新

間接材の購買情報を一元管理し、業務を効率化するシステムを構築した。これまで同社では、間接材の取引先との見積もり依頼や納期確認をメールで実施しており、全体最適化が図られていなかった。システムは富士通の生産財調達管理SaaS「ProcureMART間接材調達業務支援サービス」を採用した。SaaSの活用で、既に運用コストを半減するなどの効果が出ているという。 (2010/8/18)

人事管理

ヤオコーが人事システム刷新へ

1都5県にスーパーマーケットを展開する同社では、従来の人事システムが長期にわたる改修により、制度変更や法改正に即応することが困難になっていた。併せてパート・アルバイト従業員の積極的な採用を進めるなど人事構成が多様化しており、柔軟に機能変更できるシステムの必要性が高まっていた。ワークスアプリケーションズの人事パッケージ「COMPANY 人事・給与」を導入する。 (2010/8/18)

データウェアハウス(DWH)

ゴルフダイジェスト・オンラインが顧客分析を効率化

Webサイトのアクセスログと、基幹システムのデータをシステムに集約。サイト上での会員登録や商品購入といった行動を顧客別に把握・分析可能になった。従来は分析担当者が情報システム部門にデータの抽出を依頼する必要があり、入手までに約2週間かかっていた。システムにはサイベースのデータウェアハウス向けデータベース「Sybase IQ」を採用した。2010年5月に稼働開始。 (2010/8/20)

IaaS

千趣会、オンラインショップ基盤にIaaS活用

2010年8月から本格稼働している。同社のオンラインショップ「ベルメゾンネット」は、2009年度に会員数が約664万人に到達。衣替えの時期などのアクセス集中時に耐えるシステム基盤の必要性が高まっていた。契約時の最大4倍まで動的にサーバーリソースを確保できる点を評価し、日本IBMのIaaS「IBMマネージド・クラウド・コンピューティング・サービス」の採用を決めた。 (2010/8/23)

クラウドコンピューティング

物流業のバンテックがメールとID管理をクラウドへ

約3000人向けの社内メールシステムとして、マイクロソフトのオンラインメールサービス「Microsoft Exchange Online」を採用。2010年10月に本格運用を開始する。グループ会社内で混在するメールアドレスの統一・整備が目的。併せてID管理システムをマイクロソフトのPaaS「Windows Azure Platform」上に構築し、メールシステムに社外から安全にアクセスできるようにした。 (2010/8/24)

データベース

イトーヨーカ堂、ネットスーパーのレスポンス改善

会員数の増加によるデータベース負荷の軽減のため、日本オラクルのインメモリーデータベース「Oracle In-Memory Database Cache 11g」を採用した。同社が2001年に開始したネットスーパーでは、会員が毎月約2万人のペースで増加しており、基盤強化が急務だった。システムはセブンインターネットラボが構築。既にページ表示速度を3分の1に短縮するといった効果が出ているという。 (2010/8/25)

業種システム

AIGエジソン生命保険が生保のネット販売を強化

顧客が保険販売サイト上で健康状態などを入力すると、保険商品の一次査定を自動的に実行する仕組みを構築した。従来は健康状態を告知書に記入・提出してもらう必要があった。再保険大手の独ミュンヘン再保険グループ傘下のオールフィナンツ(アイルランド)が開発した「自動引受査定システム」を導入した。2010年9月に本格稼働。2011年には対面販売用にもシステムを活用する。 (2010/8/31)

エンタープライズサーチ

第四銀行がサイト内検索導入

同行が2010年7月にリニューアルしたコーポレートサイトの検索システムとして、マーズフラッグがASP形式で提供するエンタープライズサーチシステム「MARS FINDER」を採用した。従来のサイトでは情報過多により、サイト利用者が得たい情報にアクセスしにくくなっていた。検索キーワードだけでなく、関連する情報も上位に掲載することで、利用者の利便性を向上させる。 (2010/8/31)

顧客関係管理(CRM)

ぴあ、Webサイトの顧客対応を強化

同社が運営する国内最大級のチケット販売サービス「チケットぴあ」のWebサイトの顧客満足度向上のため、FAQ(よくある質問)システムを導入した。2010年9月に本格稼働。利用者からの問い合わせ内容と回答の履歴を一元管理し、履歴を基に質問と回答を迅速に作成/公開する体制を整えた。オウケイウェイヴのFAQ作成管理ツール「OKBiz」を採用し、ソランがシステムを構築した。 (2010/9/1)

ビジネスインテリジェンス(BI)

クレディセゾンが複数システムの統合分析基盤を構築

同社では従来、クレジットカードの会員管理システムと、同社が運営するショッピングモールサイトの営業実績レポートシステムが独立していた。システム間でデータのフォーマットが異なることから、各システムのデータを統合した分析が困難になっていた。システムは米QlikTechのインメモリー型分析ツール「QlikView」を採用し、電通国際情報サービスが構築した。 (2010/9/6)

統合業務(ERP)

日本貨物航空が基幹システム導入

国際貨物専用の航空会社である同社が、SAPジャパンの統合業務ソフト「SAP ERP」をベースにした「新財務・管理会計システム(i-Account)」を導入した。日本郵船や国内航空会社などの共同出資で発足した同社は、2005年に日本郵船の連結子会社に経営形態が変更。今までは出資者である国内航空会社に依存していた業務システムを自前で構築・運用する必要性に迫られていた。 (2010/9/6)

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ローソン / カシオ計算機 / クレディセゾン / 千趣会 / イトーヨーカ堂

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