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IIJとJBS、マイクロソフト製品のクラウド化を支援「Microsoftコラボレーション基盤クラウド」

2010年10月15日(金)折川 忠弘(IT Leaders編集部)

インターネットイニシアティブ(IIJ)と日本ビジネスシステムズ(JBS)は2010年8月24日、クラウド事業における協業を発表。まずは、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO」上でマイクロソフトのコラボレーション基盤を顧客ごとに個別構築するソリューションを提供していくことを発表した。

インターネットイニシアティブ(IIJ)と日本ビジネスシステムズ(JBS)は、クラウド事業における協業を発表した。まずは、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO」上でマイクロソフトのコラボレーション基盤を顧客ごとに個別構築するソリューションを提供していく。マイクロソフト製品について400社近い導入実績を持つJBSがシステム構築や運用サポートを担う。IIJはインフラ基盤として「IIJ GIO」を提供する。

「Exchange Server 2010」や「Office Communications Server 2007 R2」、「SharePoint Server 2010」を使ったシステムを構築する。具体的には2つのメニューを用意。「基本パッケージメニュー」は、Exchange ServerやCommunications Serverの基本機能を利用するためのシステム設計や設定作業などを行う。これらのサーバーを設定するほか、セキュリティ対策を実施する「Forefront Threat Management Gateway」サーバーの設定や、各種サーバーの監視サービスなどもメニューに含む。パッケージ化して提供することで、個別にシステムを構築する場合に比べてコストを約40%削減するほか、短期間でシステムを導入できるという。

「オプションメニュー」は、基本パッケージメニューで構築したシステムにSharePoint Serverや各種機能を追加する。アカウントが増えた際のシステム再設計や既存システムのクラウドへの移行支援など、顧客ごとの個別要求に答える。

月額料金は1000ユーザーが利用する場合で100万円から、初期費用は500万円から。両社は今後、Exchangeと携帯端末の連携や、CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援)も含めたソリューション展開を視野に入れる。システムを利用する場所や端末を問わずに各種情報を利用できるシステム構築を、クラウドを活用して目指していくという。 (折川)

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