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YDC、製造業向け「YDC SONAR」にBI機能を実装した新バージョンを発表

2010年10月21日(木)

ワイ・ディ・シー(以下、YDC)は2010年10月20日、「YDC SONAR」の最新バージョン(Version 5.0)の出荷を11月1日より開始すると発表した。「YDC SONAR」はYDCの独自開発の品質情報統合・解析ソリューションである。新バージョンは、「現場」から「経営レベル」へさらには「企業間」における品質情報統合を視野に入れたQCM(Quality Chain Management)というコンセプトで開発され、「見える化」を通じて導入企業の品質リスクコントロールやコスト削減を実現するという。

2010年9月までの「YDC SONAR」の累計販売実績数は、国内外で35社・65ライン以上にのぼり、販売開始から15年以上にわたる実績を有している。そしてYDCは、「YDC SONAR Version 5.0」において、初年度20ライセンスの販売を目指すとしている。

「YDC SONAR Version 5.0」では、工場の操業ダッシュボードとして、生産量、歩留り、コスト情報など経営指標のデータを取り扱うことができるようになった。これにより、実務層(現場)、管理層、経営層といった各階層での利用が広がっていくことが見込まれる。そして同時に、現場レベルの品質情報を経営指標と融合させることによって、これまで以上に問題箇所の素早い発見や品質改善への貢献が見込まれる。また、データをより自由自在にハンドリンクできる「L型集計表」、「家系図」などの機能を搭載することで、品質解析業務の効率向上を実現している。

「YDC SONAR」はこれまで現場レベルの製造情報を集めて、品質解析業務を支援してきたが、今回、BI機能を実装した背景には、業務の実態を把握する仕組みがビジネス全般で求められていることがある。さらに、高度に統制された近年の生産では、単一視点からの部分最適でなく、複合的な要因から最適解を見つけることが必要になってきている。このようなニーズに対応するために「YDC SONAR Version 5.0」では、「現場レベルの製造データから経営指標まで」多面的な情報分析を実現できる環境を提供する。

「YDC SONAR Version5.0」の主な機能強化のポイントは次のとおり。

  1. L型集計表機能
    取り込んだデータから項目を抽出し、ドラッグ&ドロップなどのマウス操作だけで、任意に縦軸・横軸などに配置する項目を変更でき、さらに集計結果と自動リンクするグラフを表示し、集計結果の詳細を確認するドリルする機能も兼ね備えるなど、データの集計・分析を強力に支援する。
  2. 家系図機能
    ロットの製造時における分割・結合情報をビジュアルに表現する。
  3. カテゴライズ
    製造データの分析では、不良原因や品目について、類似のものをまとめる作業を簡単な操作で実現する。
  4. ローカリゼーション(言語サポート)
    中国語・英語の環境をサポートする。
  5. ダッシュボード機能
    必要な情報を一目で把握できるように、必要なグラフや表を一つの画面に集約することができる。これにより視認性が向上し、作業効率がアップする。

なお、同社は、10月27日に開催されるユーザー会「第5 回SONAR 研究会」で、「YDC SONAR Version 5.0」のデモストレーションを交えながら、新機能および実際の操作画面を紹介するとしている(参加は「YDC SONAR」製品利用企業および特別招待客のみ)。


「第5回 SONAR研究会」
http://www.ydc.co.jp/seminar/

ワイ・ディ・シー
http://www.ydc.co.jp

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