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日立情報、SaaS型の文書共有サービス「SecureXD」を開始

2010年10月23日(土)IT Leaders編集部

日立情報システムズ(以下、日立情報)は2010年10月22日、韓国のFasoo.com,Inc(以下、Fasoo社)が有する著作権管理技術(DRM:Digital Rights Management)の応用により、オフィスソフト等で作成した文書・帳票等を社外へ送受信する際の情報漏えいを防止するSaaS型のサービス「SecureXD(セキュアーエックスディ)」を開始すると発表した。「SecureXD」の利用により、現状のシステム環境を活かしたまま高額な投資をすることなく、文書を共有する際のセキュリティを強化できる。

機密情報が含まれた文書を社外の特定者と共有する際には、メールの誤配信や特定者以外への転送などにより、情報漏えいのリスクが伴う。しかしSaaS型のサービス「SecureXD」なら、DRMの応用により、Microsoft Officeアプリケーションなどで作成された文書や帳票等を、社外の特定者と情報漏えいの心配なく送受信・共有できる。ワープロや表計算・プレゼンソフト等で作成された文書の暗号化に加え、eメールアドレスをベースにした認証基盤の提供により、メールの誤配信や特定者以外への不用意な転送等による情報漏えいを防止する。

また、文書の利用状況を常時監視するので、文書の開封確認・使用ログの管理、送信後の利用権限再設定(ドキュメントの廃棄)などの機能により、情報の不正利用を防止。さらに、受信者へ権限を付与すれば編集などの共同作業も可能である。

「SecureXD」の特徴は次のとおり。

  • Microsoft Outlookと連携し、メール送信時に添付ファイルを暗号化することが可能である。
  • オフィスソフト等の各種アプリケーション(Microsoft Office、PDF、WordPad、Notepad 等)で作成されたファイルを、中間フォーマットに変換することなく暗号化する。
  • メールアドレスを利用した認証方式のため、社外ユーザのID/パスワードの管理が不要である。
  • 文書の閲覧、編集、印刷、画面キャプチャー等の機能使用可否を制御する。
  • 文書の閲覧回数、期間、PC台数、廃棄までを制御でき、送付済みのドキュメントも簡単に廃棄(失効制御)できる。

「SecureXD」の価格(税込)は、1ユーザあたり3150円/月~(別途初期導入費用が必要)。

なお、「SecureXD」のセキュリティ基盤には、Fasoo社の「Fasoo Secure Exchange」を利用している。また、日本でのサービス開始に際しては、韓国のLG HITACHI Ltd.より技術支援を受けている。

日立情報では、「SecureXD」を日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」のひとつとして国内企業を中心に拡販し、2012年度までに累計4億円の売上げを目指すとしている。

「SecureXD」
http://www.hitachijoho.com/solution/security/securexd/index.html

Harmonious Cloud
http://www.hitachi.co.jp/cloud/

日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com/

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日立システムズ / 文書管理 / SaaS

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