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日立情報、プライベートクラウド構築ソリューションで戦略的な企業情報システム構築

2010年12月4日(土)

日立情報システムズ(日立情報)は2010年12月3日、従来提供してきたSaaS/クラウド型サービスを組み合わせ、プライベートクラウド環境を企業内に構築する「プライベートクラウド構築ソリューション」を本格的に展開すると発表した。TCO削減や顧客の経営環境の変化に柔軟・迅速に対応できるようにし、ビジネスの拡大を支援する戦略的な企業情報システムの構築を目指す。

これまで日立情報では、顧客ごとに最適な仮想化環境の導入を支援する仮想化ソリューション「VSolution」の提供により、顧客が抱えるTCO削減、システム延命、在宅勤務対応などの要望に応えてきた。また、全国のデータセンターではハイブリッドアウトソーシングの「BusinessStage」、多様な顧客へのアプリケーション開発経験に基づく各種SaaSソリューション、そしてセキュリティクラウドサービス「SHIELDeXpress」(シールドエクスプレス)など、顧客の業務に合わせたクラウドソリューションを展開している。
 
今回の発表は、これらの仮想化・SaaS/クラウド型サービスを以下の4分野に集約し、一体化させた「プライベートクラウド構築ソリューション」を本格展開し、顧客専用のクラウド環境を構築するというもの。

  • 仮想プラットフォーム
  • アプリケーション環境
  • ネットワーク・セキュリティ
  • デスクトップ環境

同社ではプライベートクラウドを、「顧客企業の経営環境の変化に柔軟・迅速に対応し、ビジネス拡大に直結する戦略的な企業情報システム」と定義し、プライベートクラウド構築ソリューションの特徴として以下を挙げている。

  1. 日立情報の仮想化技術、クラウド構築技術、データセンター運用技術を結集
    2年間で約200社を超える仮想化ソリューションの導入実績と、クラウドを利用したシステムの構築・運用技術を組み合せて、安心・安全なプライベートクラウドを短期間で構築する。また、全国に展開する同社のデータセンターを利用することで、システムの運用負担も軽減可能。
  2. 多様な業種のアプリケーション開発経験を活かし、顧客独自のSaaS環境を構築
    顧客のシステム環境で稼働しているアプリケーションや同社の業務パッケージをSaaS化することで、従来のハードウェアOSに依存することなく、企業情報システムのライフサイクルを最適化することが可能。
  3. 社員の多様な働き方を支援
    在宅勤務や海外勤務、外出先からのモバイルアクセス等、社員の多様な働き方を支援する仮想デスクトップ環境を、強固なセキュリティ技術を付加して提供する。また、パブリッククラウドも含めた複数のクラウドサービスの認証をシングルサインオンで利用できる「統合ID認証サービス」も提供。それにより、いつでも、どこでも、多様なデバイスから安心・安全に同一環境へアクセス可能になる。
  4. コンプライアンス、グリーンITを強化
    アクセスログの一元管理や、PKI(Public Key Infrastructure)による認証基盤の導入により、コンプライアンスを強化することで、システムの柔軟性・可用性向上と保守・運用の合理化の両立が可能となる。また、仮想化によるサーバー台数削減によって消費電力を節減し、グリーンITを推進することが可能。

同社のプライベートクラウド導入により、顧客企業は、激変する経営環境の変化に柔軟に対応し、イノベーションとグローバル展開に集中できる新しいタイプの企業情報システムを構築できるとしている。


日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com/

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