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物流大手NTTロジスコ、日本ユニシスのSaaS型物流情報プラットフォーム「UNITRA」を導入

2011年1月6日(木)IT Leaders編集部

日本ユニシスは2011年1月5日、エヌ・ティ・ティ・ロジスコ(NTTロジスコ)へSaaS型物流情報プラットフォーム「UNITRA(ユニトラ)」を導入したと発表した。

NTTロジスコは、通信ケーブルを搬送・管理するためのドラムをプラスティック化する「ecoドラム」を開始し、繰り返し再利用する仕組みを開始した。この「ecoドラム」は、複数の拠点間を複雑に流通するため、紛失やムダな在庫をなくすためにドラム1個ごとの入出荷実績や在庫状況を精緻に管理する必要があり、その仕組みとして日本ユニシスの「UNITRA」が採用された。

NTTロジスコが、「UNITRA」を採用した主な要因は以下のとおり。

  1. 精度の高い情報管理の仕組みをスピーディーに実装
    「UNITRA」は、物流現場で生じるあらゆる「モノ(原材料や製品など)」の動きをICタグやバーコードなどを用いて日本ユニシスのデータセンターに蓄積し、離れた場所や異なる企業間でリアルタイムに情報共有できるサービス。複数の拠点間で「入荷」「出荷」「回収」など繰り返し流通する「ecoドラム」を「UNITRA」で管理することで、離れた場所からドラム1つひとつの動きを精緻に把握し、紛失防止や無駄な在庫の圧縮、需要に応じたタイムリーな追加購入に役立てる。これにより、ドラム購入に関わる投資の最適化と輸送サービス品質の向上を実現する。
    また「UNITRA」は、管理するエリアの拡大や管理対象物の追加・変更などに対する機能をあらかじめ備え、事業の拡大や業務の変更にもスピーディーに対応することが可能。
  2. 個別システム開発やパッケージ製品導入に比べて高いコストパフォーマンス
    「UNITRA」はSaaS型サービスのため、利用料金は毎月の使用量に応じた従量制の課金体系であり、短期間かつ安価な導入を実現する。また、保守作業やセキュリティ対応など、ユーザーの業務負荷をなくし、常に最新の環境でサービスの利用が可能。
  3. 複数企業への導入実績によるサービスの信頼性・安全性
    「UNITRA」は三井物産との共同事業運営に基づく豊富な物流ノウハウと情報システム開発力を融合した信頼性・安全性の高いサービスとして、大手流通業、製造業をはじめ幅広い業種・業態のユーザーへの導入実績がある。

両社は、今後ますます高度化が進む物流サービスに対する需要へ幅広く対応することを目標に、NTTロジスコが物流アウトソーサーとして培ってきたノウハウと日本ユニシスのITソリューションを融合した新たな協業スキームの検討を進めていくという。

日本ユニシス
http://www.unisys.co.jp/

エヌ・ティ・ティ・ロジスコ
http://www.ntt-logisco.co.jp/

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物流 / SaaS / サプライチェーン / BIPROGY

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