[新製品・サービス]

東証が日立の技術を採用し、TOPIXをミリ秒レベルで配信する指数高速配信サービス

2011年2月23日(水)IT Leaders編集部

日立製作所は2011年2月22日、同社の協力のもとで東京証券取引所(東証)が同年2月28日から、TOPIXなどの株価指数について、現行の1秒ごとの配信サービスに加え、構成銘柄の値段が変化するたびにミリ秒レベルで算出、配信する「指数高速配信サービス」を開始すると発表した。

 東証の新しい「指数高速配信サービス」は、指数構成銘柄の最良気配(最も安い売り注文の値段と最も高い買い注文の値段)をもとに「東証気配指数」も新規に算出する。

 近年の取引システムや市場情報配信の高速化に対するニーズの高まりに応え、東証は新しい株式売買システム「arrowhead」(アローヘッド)の稼働やコロケーションサービスの導入を推進してきた。一方で投資者は、「TOPIX先物」や「TOPIX構成銘柄の現物バスケット」との裁定取引を効果的に行うために、arrowhead稼働後に急増した情報量への対応が課題になっているという。

 今回のサービスは、こうした投資者の要望に応え、指数構成銘柄の値段が変化するたびに、高速計算したTOPIXなどの株価指数をFLEXサービスを通じて提供するというもの。なお同サービスにおける、大量データに対応した指数高速配信を実現するために、基盤システムに日立の最新技術が採用されている。

●Next:指数高速配信サービスの概要と特徴、日立が提供した基盤システム

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