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富士通BSC、電子文書の持ち出し承認システム「FENCE-Works」を発売

2011年3月30日(水)IT Leaders編集部

富士通ビー・エス・シーは2011年3月29日、情報セキュリティソフト「FENCE」シリーズの新製品として、電子文書の持ち出し承認システム「FENCE-Works」を同年4月1日より発売開始することを発表した。

 「FENCE-Works」は、電子文書の持ち出しに関する申請、承認、暗号化、持ち出し、持ち帰り、ログ管理までの一連の運用をシステム化。運用負荷の軽減と、セキュリティポリシーに則った運用の徹底を実現する。

 同製品の主な特徴は以下のとおり。

  1. 電子文書の持ち出し
    申請者が持ち出し申請したファイルを承認者が承認することにより、持ち出しファイルを自動的に暗号化。持ち出すファイルの原本や暗号化されたファイルをサーバ内に保管する。
    また、申請~持ち出しに関する一連の流れをログとして全て残すことが可能。さらに持ち帰り申請を行った場合、持ち帰りについてもログとして残す。ログデータはCSVファイルとして外部出力することが可能なため、既存の持ち出し管理システムとの連携も容易。
  2. 管理者向け機能
    ・ユーザ情報をCSVファイルから取り込むことが可能。これにより、既存のユーザディレクトリとの連携を容易にし、人事異動や組織変更に柔軟に対応する。
    ・組織毎に異なるポリシーで運用可能。これにより、個人情報を扱う部署は強固な暗号化形式のみ選択可能にするなど、部署毎の特性を考慮した運用を可能にする。
  3. FENCEブリーフケースで暗号化
    暗号化形式には同社独自の暗号化ファイルFENCEブリーフケースを指定することが推奨される。FENCEブリーフケースはデータを復号せずに暗号化ファイルを直接編集・保存が可能。「復号」「名前を付けて保存」「印刷」等の操作が禁止されるため、持ち出し先に平文データを残さない。
    また、持ち出し先に暗号化データを残してきてしまった場合でも、FENCEブリーフケースに有効期限を設定することで、有効期限後にFENCEブリーフケースにアクセスすると自動で削除される。
  4. ワークスタイルに応じた持ち出し運用
    持ち出し制御ソフトウェア「FENCE-G」と連携することで、承認されたFENCEブリーフケース以外は持ち出すことが不可能となり、承認されたファイルのみを安全に持ち出す、強固な情報漏えい対策が実現できる。
    また、FENCE-Worksへスマートフォンからアクセス可能な環境を構築することで、持ち出しを承認された暗号化ファイルにスマートフォンからアクセスすることが可能。申請時に承認者が不在の場合でも、外出先からファイルにアクセスするまでの間に承認されていれば良いため、柔軟な運用を可能とする。

 同製品の販売価格(税込み)は、最小構成価格(サーバライセンス+1ユーザライセンス)で48万7,500円。同社は、同製品の販売目標を販売開始後3年間で100企業としている。

富士通ビー・エス・シー
http://www.bsc.co.jp/

 

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