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エクシード、セルフ調達のLAMPホスティングを強化、Web解析アプリなど追加

2011年4月21日(木)IT Leaders編集部

エクシードは2011年4月21日、仮想サーバー環境のホスティング・サービス「Libra」(ライブラ)において、新たにWebアクセス解析とモバイル・コンテンツ変換の2つのアプリケーションを提供開始した。これまではOSやWebサーバー、データベースの提供に限られていた。特定用途のアプリケーションを提供するのは今回が初めて。

2つのアプリケーションを、月額制で提供する。

(1)「LAMP small(RTmetrics)」は、Webアクセス解析アプリケーションのホスティング・サービス。LAMP構成の仮想サーバーに加えて、別途、米AuriQ Systemsが開発しオーリック・システムズが販売する「RTmetrics」をインストールしたサーバーを用意する。価格は、月額2万6400円(税別)から。リソース使用量は、仮想サーバー3台構成(Libraのユニット単位で4~12ユニット)。

RTmetricsは、パケット・キャプチャ型で動作するWebアクセス解析ソフト。HTTPヘッダーに含まれる情報などから、解析に必要な情報をフィルタリングした上で、独自のデータベースに格納する。HTTPパケットを解析対象とするため、タグ埋め込みなどのようにWebシステムに変更を加えることなく解析できる。POST転送データのように、ログに現われないデータも捕捉できる。

(2)「ELIXIR Light」は、PC用に作られた既存のWebサイトをモバイル端末のWebブラウザ向けにコンテンツ変換するアプリケーションのホスティング・サービス。コンテンツ変換ソフトとして、ノイアンドコンピューティングが開発/販売する「ELIXIR Light」をインストールしている。価格は、月額1万9200円(税別)から。リソース使用量は、サーバー1台構成(Libraのユニット単位で2~6ユニット)。

仮想サーバー量り売りのLibra

なお、前提となるLibraは、用途ごとにテンプレート化した仮想サーバー環境をセルフ・サービスで調達できるホスティング・サービス。特徴は、複数の仮想サーバーで構成するシステムをテンプレート化している点と、CPUコア数とメモリー容量の組み合わせを目盛りスケールのGUIを用いて直感的に指定/拡張できる点。これにより、量り売りの感覚で仮想サーバー環境を簡単に調達できる。基盤ミドルウエアとして、米CA Technologiesが買収した米3teraのAppLogicを使っている。

テンプレートは、今回追加した2つを加えて、全10種類。OS(Linux)だけの構成は月額1万2000円(税別)から。LAMP(Linux/Apache/MySQL/PHP)やLAPP(Linux/Apache/PostgreSQL/PHP)の構成は、仮想サーバー1台の場合で月額1万2000円(税別)から、大規模構成(スイッチ、負荷分散装置、アプリケーション・サーバー×2、DBサーバー×1、NAS×1)の場合で月額4万8000円(税別)から。

サーバー・リソース(CPUコア数とメモリー容量)はLibraのユニット単位(2、3、4など)で指定する。目盛りを表したGUIをマウスで操作することで、CPUコア数とメモリー容量のセットを増減できる。最小指定値である目盛り値「2」は、CPUコアが0.4コア、メモリー1Gバイトを指す。仮想サーバー1台構成で選べる目盛り値は2~6、仮想サーバー6台構成で選べる目盛り値は8~24。

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IaaS / LAMP / Linux / AuriQ Systems

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