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日本ストラタス、ライブマイグレーション応用のHAクラスタ「Avance」、新たにIBMサーバーとのセットを用意

2011年5月11日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本ストラタステクノロジーは2011年5月11日、サーバー仮想化ソフトを用いることで比較的安価に高可用性クラスタリングを実現するソフト「Stratus Avanceソフトウェア」の動作検証済みサーバー機を拡充した。2011年6月16日に、既存の米DELLと米Hewlett-Packardに加え、新たに米IBMのPCサーバーとのセット製品を提供開始する。

 価格は、126万6000円(税別)。Stratus Avanceのソフトウエア・ライセンス(サーバー仮想化ソフト込み)のほか、プラットフォームとなるPCサーバー機2台を含む(米IBM製の場合は、「IBM System x 3650 M3」を使用)。PCサーバーとしてDELL、HP、IBMのいずれを選んでも、価格は同じ。原則として、ソフトウエア単体では販売せず、PCサーバーとのセットで購入する必要がある。

 なお、今回、セットとなるPCサーバーに米IBM製品を加えた背景について同社は、米IBM製PCサーバーの取り扱いが多い住商情報システムが、新たにStratus Avanceの販売代理店となったことを挙げている。DELL、HP、IBMともに、すべての販売代理店から購入できる。2011年5月11日現在の販売代理店は全4社で、以下の通り。シーティーシー・エスピー、住商情報システム、バーチャルコミュニケーションズ、日立ケーイーシステムズ。

障害予見とライブ・マイグレーションでHAを実現

Stratus Avanceは、サーバー機の可用性を高めるHA(High Availability)クラスタリング・ソフトである。本番稼働中のサーバー機に障害が起こって停止した場合に、別のサーバー機で処理を引き継ぐフェール・オーバー処理を実現する。

最大の特徴は、フェール・オーバーの実現方法として、サーバー仮想化ソフト(米Citrix SystemsのXenServerを利用)のHA機能とライブ・マイグレーション機能を利用する点。これにより、専用のHAクラスタリング・ソフトを利用する一般的な方法と比べて、安価にHAクラスタを実現できる。

ライブ・マイグレーション機能とは、仮想サーバー機の稼働イメージ・ファイルを、異なる物理サーバー間で移動させる機能のこと。Stratus Avanceでは、システム障害を監視・予見する機能とライブ・マイグレーションを組み合わせてフェール・オーバーを実現する。ハードウエアの稼働状況を監視し、ハードウエアの故障を予見した場合に、稼働中の仮想サーバー機を、もう1台の物理サーバーへと移動させる。

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Stratus Technologies / 高可用性 / IBM

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