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アシスト、Ubuntuの保守サポート内容の詳細を公表

2011年7月21日(木)

 アシストは2011年7月20日、Linux OSである「Ubuntu」の保守サポート「Ubuntu Advantage」の詳細について発表した。OSを使用する環境や用途に応じて複数のメニューを用意した。同社は2011年6月に、Ubuntuの保守サポート提供を発表済みだが、詳細については明かしていなかった。

 Ubuntuの開発元である、英カノニカルが提供するUbuntu Advantageと同等の内容のサービスを、アシストが国内で提供する。サポートの充実度に応じて、デスクトップOS用途のUbuntu向けに2段階、サーバーOS用途のUbuntu向けに3段階のメニューを用意した。

 デスクトップOS用途には、OSやアプリケーションの導入/設定に関する電話での問い合わせや、Ubuntuを導入した複数の端末を統合管理するツール「Landscape」の使用権を提供する基本サービスの「Ubuntu Advantage Desktop Standard」と、Standardの内容に加えて開発者向けツールの提供や、Ubuntuをデスクトップ仮想化環境でのゲストOSとして利用する場合のサポートを含めた管理者/開発者向けの「同 Advanced」を提供する。

 サーバーOS用途には、OSやアプリケーションの導入/設定に関する電話での問い合わせや、Landscapeの使用権を提供する一般業務利用向けの「Ubuntu Advantage Server Essential」と、Essentialの内容に加えてActive Directoryの設定や、Ubuntuをサーバー仮想化環境でのゲストOSとして利用する場合のサポートを含めた、Windows混在環境や仮想環境向けの「同 Standard」、Standardの内容に加えてクラスタリング構成を可能にした高可用性システム向けの「同 Advanced」を提供する。

 1物理マシンあたりの料金(すべて税別)は、Ubuntu Advantage Desktop Standardが年間1万3600円、同 Advancedが2万1450円。Ubuntu Advantage Server Essentialが4万1600円、同 Standardが9万1000円、Advancedが15万6000円。同社は販売目標を初年度1億円、向こう5年間で5億円とするものの、「販売額はもっと上積みできると見ている」(アシストのビル・トッテン代表取締役)という。「景気後退に伴うコスト意識の高まりから、ソフト自体のライセンス料金をなくせるオープンソースソフトに対する顧客の期待は高まっている。オフィスソフトにとどまらず、OSにまでOSSが浸透する余地は大きい」(同)。

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