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クラウド環境の設定を自動化、故障を予知して仮想サーバーの退避も

2012年1月13日(金)

富士通 富士通は2011年11月16日、プライベートクラウド基盤向け運用管理ソフトの新版を発表した。名称は「Server View Resource Orchestrator V3」。クラウド基盤に使う物理/仮想サーバー、ストレージ、ネットワーク機器を、テンプレートを用いて自動設定することにより、設定漏れやミスが発生するのを防ぐ。複数部門で共有するマルチテナント環境を構築する際のファイアウォールの設定も、これまでの手動から自動化できるようにした。

3つのラインナップを用意した。1つめの「Express」は、物理/仮想サーバーの稼働状況を集約して一元的に把握する機能を備える。2つめの「Virtual Edition」は、物理サーバーの故障の予兆を検出する機能を併せ持つ。予兆を発見すると仮想サーバーを別のサーバーに退避させてシステムを縮退運転に切り替え、予備機が整い次第、再び仮想サーバーを移動させて正常運転に戻す。

最後の「Cloud Edition」では、プール化したプロセサやメモリー、ディスクのリソースを、利用者の要望に応じて“切り出し”貸し出せる。利用者が仮想サーバーの利用申請や仕様変更を操作できるセルフサービスポータルを用意するほか、リソースの使用状況を利用部門ごとに把握する機能なども持つ。

動作OSはWindows Server 2008や同2003 R2、Red Hat Enterprise Linux 6、同5など。WindowsやRed Hat Linuxが稼働する物理サーバーのほか、ヴイエムウェアやシトリックス・システムズ・ジャパンの仮想化ソフトを実装した仮想サーバーを管理対象にできる。

価格(税別)は管理対象のサーバー1台あたり、Expressが5万円、Virtual Editionが18万円から、Cloud Editionが23万円から。いずれも同日に出荷を始めた。 (栗原)

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