日立製作所は2012年4月25日、ユニファイドストレージ製品である「Hitachi Unified Storage 100」を発表した。「Hitachi Adaptable Mopduler Storage 2000(AMS2000)」の後継。
最大の特徴は、AMS2000が対象にしていたブロックデータだけでなく、ファイルデータを同一システムに格納できること。「Hitachi Dynamic Provisioning」と呼ぶ仮想化機能により、ブロック/ファイルデータの違いを意識することなく物理実装分より大きなボリュームを割り当てることが可能。さらに、複数のストレージを1つの画面で管理できるソフトウェア「Hitachi Device Manager」を搭載。利用状況の確認や容量割り当てといった運用業務を効率化できる。なお、同ソフトの管理対象は日立製の機器。
容量や性能も高めた。最上位モデルは、2.8PBまで容量を拡張できる。これは、AMS2000の2倍にあたるという。一方、データ転送性能を3倍に向上させた。
搭載可能なディスク装置の数により、3モデルを用意する。価格は、120ドライブを搭載できるモデルが157万5000円から、960ドライブを搭載できる最上位モデルは1053万8850円から。