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業務システムのIDの棚卸を支援するツール、1カ月の棚卸作業を1週間に短縮─NTTテクノクロス

2018年10月3日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTテクノクロスは2018年10月3日、業務で利用するシステムやサービスのIDの利用状況を確認・点検するサービス「アカンサス」の新版を発表した。2019年2月から提供する。クラウド型とオンプレミス型のどちらでも利用できる。価格(税別)は、年額105万円から。

 NTTテクノクロスの「アカンサス」は、企業が定期的に実施しているシステムやサービスIDの棚卸業務(確認と整理)を支援するツールである。1カ月以上かけていた棚卸作業を1週間へと短縮できるとしている。

図1:アカンサスによるID棚卸業務の概要(出典:NTTテクノクロス)図1:アカンサスによるID棚卸業務の概要(出典:NTTテクノクロス)
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 棚卸に必要となる「従業員一覧」と「ID一覧」は、データベースやExcelファイルなど、管理方法やフォーマットが異なっていても、そのまま読み込ませて利用できる。複数の従業員データに同一人物が存在する場合は候補を提示し、画面上から名寄せできる。

 アカンサスで整理した「従業員一覧」と「ID一覧」から、誰がどのシステムIDを使っているかを整理してレポートする。従業員一覧とID一覧に対して独自のルールで突合し、IDごとに、「利用者」、「利用者の候補」、「利用者不明」、に振り分ける。

 部署を異動した人が使っていたIDや、退職者が使っていたIDなど、IDの棚卸点検で発見すべきIDも一覧でレポートする。

 製品提供の背景について同社は、クラウドサービスの利用が一般化している状況や、システムの利用者が正社員だけでなく契約社員や派遣社員、協力会社やアルバイトなど多様化していることを挙げる。

 NTTテクノクロスが200社以上に対してID棚卸業務についてヒアリングした結果、従業員数の規模に関係なく、システム管理者が1システムあたり1~3カ月かけてExcelで点検しているケースがほとんどだった。利用者とID一覧の更新や整理、各部署からの質疑応対、確認結果の反映といった作業を全て人手で実施しており、本来の業務への大きな妨げになっている。

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