[新製品・サービス]

Social Area Networks、人・モノの位置情報を1枚のカードで捕捉するシステム

2019年7月2日(火)IT Leaders編集部

Social Area Networksは2019年7月1日、人・モノの位置情報を1枚の「Jcard」デバイスによって、屋内外を問わずにリアルタイムに測定できるシステム「Live Location Service」(LLS)を発表した。生産性の向上や安全性の確保に活用できる。納期と価格は、要問い合わせ。

 LLSは、簡単にLPWA(LoRA)ネットワ―クを構築でき、人・モノの位置をリアルタイムに把握できるようにするサービスである(記事末の図1)。携帯が可能な製品であり、「資産管理」、「工事現場における作業員の管理」、「子どもや老人の見守り」など各種の状況で活用できる。

 Jcardデバイス、Jboxネットワーク管理サーバー、Gway基地局、Gair中継器などで構成する。これらを用いて、LoRa Privateネットワークを構築できる。サーバーは、Social Area Networksが用意するクラウドサービスを利用できる。

 Jcardの情報は、Jboxサーバーで集約する。集約したデータに対しては、API経由でアクセスできる。エンドユーザーやシステム会社は、APIを使って自社のアプリケーションを開発できる。

 Jcardは、位置情報を共有するための、クレジットカードサイズのIoTデバイスである。GPS測位をしながら、2秒周期で基地局にLPWA(LoRA)を介して位置情報を伝達する。室内灯で充電できるソーラーパネルも備える。

 主な用途は、以下の通り。

  1. 社員の勤怠管理
    カード型なので、社員IDを兼ねたタイムカード代わりに利用して、社内への入室から退室までを把握できる
  2. 社内での位置情報測位
    室内外で位置情報をトラッキングできるので、オフィスや医療機関・介護施設などで従業員の位置情報を把握するために活用できる
  3. 工場内でのIoTによる位置測位
    工場内の位置情報を把握するために利用することで、従業員の生産性向上などに活用できる。ハザードなどの危険回避の用途にも活用できる
  4. 建設現場や物流施設での固定資産管理のIoT化
    建機や工具・物流施設など、固定資産の管理に活用できる
図1:Live Location Serviceの概要(出典:Social Area Networks)図1:Live Location Serviceの概要(出典:Social Area Networks)
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