[市場動向]

北海道情報大学、IBM Watsonと連携するロボットを開発できるAI教育用プログラムを開発

2020年1月9日(木)IT Leaders編集部

北海道情報大学は2020年1月8日、食の保健機能研究の発展を支えるAI教育基盤を構築したと発表した。この一環として、AI人材の育成に向けた教育プログラムを、IBM Watsonを活用して開発した。次年度、本プログラムを用いた教育を開始する。

 最初の取り組みとして、ロボットが地域住民向けに食を通じた健康アドバイスを行うシステム(リコメンドシステム)のプロトタイプを開発した。このコンテンツを用いた教育プログラムとして、学生がロボットを開発しながらAIを基礎から学習できるプログラムを開発した。

 教育プログラムでは、あらかじめ準備した講座とガイドを利用し、受講した学生みずから、IBM Watsonと連携するロボット「TJBot」を開発できる。特に、健康や食に関する身近な領域からテーマを選択し、TJBotを使って利用者と具体的な応答を行うロボットを開発する。

 初級から上級まで3つのレベルで教育プログラムを用意している。初級では、講師側で用意したアプリを利用し、シナリオに従ってAIアプリを構築する。中級では、シナリオをみずから構築する。上級では、アプリ作成からシナリオまですべてを構築する。

 教育プログラムの下で開発するロボットとシステムは、AI機能としてIBM Watsonの音声認識サービス「Speech to Text」を利用する。これにより、話しかけられた音声をテキスト化する。その後、照会応答サービス「Watson Assistant」や自然言語による文書検索サービス「Watson Discovery」と連携し、会話に応答する。これらの仕組みを、IBM Cloud上に実装した(図1)。

図1:IBM Watson(音声認識サービスや照会応答サービスなど)と連携するロボットを開発できる(出典:北海道情報大学)図1:IBM Watson(音声認識サービスや照会応答サービスなど)と連携するロボットを開発できる(出典:北海道情報大学)
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 システムが実現する会話応答のシナリオの例として、利用者から食材の機能性に関する質問を受けて応答する使い方や、好みの食材を選択させた上で嗜好に合ったアドバイスを提供する使い方などがある。

 初級のテーマとして、高齢者の膝の痛みについて、サンプルとなるシナリオを提供している。悩みの原因、効果ある栄養素・食材をテーマに、食べ方、対象の食材、食材名についてアドバイスする会話ができる仕組みを用意した。

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