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[新製品・サービス]

日立システムズ、中小規模の製造業に向けて、製造工程を支援するSaaS型アプリケーションを販売

2020年3月24日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立システムズは2020年3月24日、部品製造業や組み立て加工業を中心とする中小規模の製造業に向けて、SaaS型クラウドサービス「FutureStage 製造業向けクラウドサービス Light on kintone」の販売を開始した。製造工程において必要になる、工程進捗管理や図番管理、備品管理などを支援する。価格(税別)は、年額120万円(5ユーザー)から。販売目標は、2020年度末までに累計100社。

 「FutureStage 製造業向けクラウドサービス Light on kintone」は、製造工程における工程進捗管理や図番管理、備品管理などを支援するSaaS型クラウドサービスである。製造に必要な機能を網羅したシステムを、低価格で導入できるとしている。情報を一元化することによって、製造におけるリードタイムを短縮し、コストを削減するとしている。

 日立システムズが蓄積した製造業の業務ノウハウを基に、工程進捗管理や品質管理、出荷実績管理、在庫管理など、製造工程を管理するうえで必要な14の管理機能をテンプレートとしてアプリケーションに組み込んだ(記事末の表1)。

 これを、サイボウズが提供するクラウド型のアプリケーション開発・実行基盤「kintone(キントーン)」を用いて構築し、SaaS型クラウド型サービスとして提供する。製造業向けの業務テンプレートは、順次増やしていく。

 画面は、タブレット端末やスマートフォンでも操作しやすい設計とした(画面1)。これにより、製造ラインで作業をしながらでも、簡単に進捗状況を登録できるとしている。登録した内容はクラウドに蓄積するため、管理者や他の作業者とリアルタイムに情報を共有できる。

図1:「FutureStage 製造業向けクラウドサービス Light on kintone」の画面(出典:日立システムズ)図1:「FutureStage 製造業向けクラウドサービス Light on kintone」の画面(出典:日立システムズ)
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 システムの監視やバックアップなどの障害対策、不正アクセス防止などのセキュリティ対策を、標準サービスとして提供する。また、同サービスを契約すると、「kintone」が提供している日報管理や出張申請など約1000個のアプリケーションを無償で利用できる。

 背景には、中小規模の製造業においては、製造工程を管理するうえで必要となる機能を、単独のソフトウェアとして個別に導入しているケースが多いという事情がある。例えば、受発注についてはシステム化されていても、工程管理については紙の指示書を用いて製造しているなど、システム上での製造情報の一元化が進んでいない状況である。作業進捗の確認に時間がかかるだけでなく、リードタイムやコストの増大が発生している。

表1:「FutureStage 製造業向けクラウドサービス Light on kintone」の機能(アプリケーション)一覧
項番 機能(アプリケーション)名称 機能概要
1 見積管理 納品期日、案件確度や製品情報、見積総額等を管理。承認者への申請も可能
2 受注売上管理 受注情報と売上管理。見積管理からの引用入力が可能
3 作業指示・工程進捗管理 「工程マスタ」から工程情報の自動入力を実現。工程遅延時には作業指示者に通知も可能
4 品質管理 検査の手続きの進捗を管理。検査結果の蓄積による不良実績等の参照も可能
5 出荷管理 出荷の予定と実績の管理。未出荷や当日出荷予定などのレコードを一覧表示可能
6 在庫管理 製品・部品の在庫管理。各アプリケーション(作業指示・工程進捗管理,出荷管理、発注検収)で行われた受払履歴をデータとして格納し在庫数の確認が可能
7 発注検収管理 発注品の費用、品番、納期や現在の状況を管理。発注時に承認フローの設定も可能
8 入荷管理 発注品納品後の検査結果を入力。検品の際に発注検収管理アプリケーションから発注時の情報の引用入力が可能
9 不良品・トラブル共有 品質管理アプリケーション上の不良情報を担当者へ報告。不良個所、対処法等を品質管理アプリケーションから転記し管理が可能
10 契約書管理 締結した契約書を共有。相手方との交渉・内容変更の履歴管理や、更新が必要な契約は時期到来の通知も可能
11 備品管理 社内で利用する各備品の貸出を管理。返却日の到来時などに利用者に通知を送り、返却漏れを防ぐことも可能
12 破損・紛失報告管理 「備品管理アプリケーション」のレコード情報を転記し、利用者が備品の破損・紛失した際に報告。設定した管理者への報告も可能
13 設備保全管理 社内の各設備を管理。設備情報、リース期間、定期点検時期、保守・点検履歴などの管理が可能
14 5S管理 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)活動を管理。活動・改善写真の保存や、管理者への報告が可能
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