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AGS、公共機関向けシステムのバッチ処理基盤にETLツール「Syncsort DMExpress」を導入

2017年2月14日(火)IT Leaders編集部

SIベンダー/データセンター事業者のAGSは、アシストのETLツール「Syncsort DMExpress」(開発元:米Syncsort、現社名Precisely)を導入し、公共機関向けシステムのバッチ処理基盤として稼働を開始したと発表した。アシストが2017年2月14日に発表した。

 りそなグループのIT会社を起源とするAGS(本社:埼玉県さいたま市)は、金融・公共系を中心にSI事業やクラウド/データセンターサービス、セキュリティサービスなどを提供している。

 同社は、公共機関向けの請求/支払システムを長年メインフレームで運用してきたが、コスト削減やシステムの柔軟性向上を目指し、オープン系プラットフォームへ移行する「請求/支払システム再構築プロジェクト」を開始した。

 しかし、移行後のシステムにおいてバッチプログラムによる大量データの処理性能劣化という問題に直面し、早急な対策が必要だった。その解決策として、ETLツールの導入を検討し、アシストのETLツール「Syncsort DMExpress」(開発元:米Syncsort、現社名Precisely)を採用した。

図1:AGSにおけるETLツール「Syncsort DMExpress」の導入効果(出典:アシスト)
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 DMExpressの導入後には、プロジェクト開始当初に想定していた処理性能の約半分に落ち込むという予測に反して、メインフレームシステムとほぼ同等、またはスクラッチ開発のC#言語と比較して約4倍の高い処理性能を達成したという。また、GUIによる開発生産性/操作性の向上により、短期間かつ少人数で効率の良いシステム開発が可能となったという。また、スクラッチ開発の5分の1から10分の1程度の工数でバッチプログラムを開発し、必要最小限のハードウェアリソースで、高い拡張性を持つバッチ処理基盤を実装している。

 AGSは今後、大量データ処理をはじめとして、DMExpressをさまざまな用途で積極的に活用していく予定である。

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