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知りたい情報を検索結果に表示する次世代情報提供サービス─Yextが日本法人設立

2017年7月25日(火)杉田 悟(IT Leaders編集部)

「Hey Siri…」iPhoneユーザーが音声認識アプリ「Siri」で「近所の居酒屋教えて」と入力すると、Siriは居酒屋のテキスト情報ではなく、近所の居酒屋の載った地図を表示してくれる。それをユーザーが求めていると判断して。それを実現したのが「Yext」といわれるナレッジ・マネジメントサービスだ。このYextを提供する米Yextが2017年7月20日に設立した日本法人の会長兼CEOとして迎え入れたのが、元セールスフォース・ドットコム日本法人社長の宇陀栄次氏。「新しいビジネスを実現する可能性があるサービス」と宇陀氏が期待を寄せるYextとは。

 かつて、GoogleやYahoo!で検索を行うと、キーワードに関する膨大なリンク先が検索結果として示された。現在では通常の検索結果に加えて、例えば企業名で検索した場合にはその企業の住所、電話番号や地図、株価までがひとまとめになって掲載される。これを「ナレッジ・グラフ・カード」という。

 ユーザーが知りたいのは、例えば企業であればその企業のホームページというよりも場所、あるいは株価など。従来の検索結果だと、リンク先の公式ホームページから何層も先に進んで、やっと必要な情報にたどり着いたものだが、ナレッジ・グラフ・カードは、これらユーザーが欲しているであろう情報が一目でわかる。

 GoogleやYahoo!からすると、ナレッジ・グラフ・カードの情報はユーザビリティを向上させるための付加価値サービスであり、さらに利用者を増やすためのコンテンツとして武器になっている。

検索結果ページに最良の情報を提供

写真1:Yext 共同創業者兼CEOのハワード・レーマン氏

 Yextの共同創業者兼CEOであるハワード・レーマン氏(写真1)は、「これらを可能にしているのがYextだ」という。Yextのナレッジ・エンジンが、GoogleやApple、Facebookのようなサービスプロバイダーを介して、最新で正確な情報をユーザーに提供しているというのだ。

 スマホユーザーが良く使用するSiriやAndroidのOK Googleの場合。例えばこれらの音声認識アプリに「ハンバーガーショップ」と音声入力すると、検索結果として表示されるのはリンク先に加え、現在地周辺のショップの地図情報や店舗メニューへのリンク先など。ユーザーの知りたいであろう情報を先回りして表示してくれる。

 SiriやOK Googleは、どうやって近くのハンバーガーショップを探し出したのか。「その答えもYext」(レーマン氏)。世界中のビジネスの最新で詳細な情報を把握、統合して管理、時代のトレンドに合わせてユーザーに提供しているのがYextだという。

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