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クニエ、プロセスマイニング製品を用いた業務プロセス分析サービスを開始

2020年12月1日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

コンサルティング会社のクニエは2020年12月1日、Celonisのプロセスマイニングツールを使ってユーザー企業の業務プロセスを分析するサービスを開始した。システムのイベントログデータをもとに、業務プロセスを可視化する。この上で、問題を発見し、問題の原因を特定し、対応案を検討する。

 クニエは、Celonisのプロセスマイニングツールを使ってユーザー企業の業務プロセスを分析するサービスを開始した。まず、システムのイベントログデータをもとに、業務プロセスを可視化する。この上で、業務上の問題点を発見し、問題の原因を特定し、対応案を検討する。

 日々稼働している各種のシステムに接続し、横断的にデータを収集する。こうしてすべてのプロセスを自動で分類し、業務パターンを算出し、業務プロセスを可視化する。実際の業務を俯瞰して詳細に把握することにより、ボトルネックや手戻り作業、マニュアルによる例外処理、異なるシステム間の不整合、――などの問題点を発見できる。

 サービスを提供する背景として同社は、業務プロセスを可視化して把握することが難しいことを挙げる。「現場に赴いて担当者へヒアリングするといった従来の方法では時間も手間もかかる。コロナ禍においては、対面でのリスクという新たな問題もある」(同社)

 こうした経緯からクニエは、プロセスマイニング製品を用いて業務プロセスを正確に把握するサービスを企画した。プロセスマイニング製品に、クニエの知見を組み合わせることによって、改善提案などを含めた業務プロセス分析サービスを提供することにした。

 想定する用途として以下を挙げている。

  • SAP ERPをSAP S/4 HANAにマイグレーションする
  • ERP/CRMやRPAなどの効果を測定し、業務プロセスを改善する
  • 内部統制、ITガバナンスなどに関わる業務プロセスを改善する
  • 購買・販売などのプロセスを可視化し、キャッシュコンバージョンサイクルを改善する
  • RPAなどを推進する
  • BPM(業務プロセス管理)に取り組む

 クニエが挙げる同サービスのメリットは、以下のとおりである。

  • システム要件定義において要件が漏れるリスクが減る
  • 現場担当者とのワークショップやヒアリングの工数が減る
  • 実行中の施策が効果的かどうかを判断できる
  • 受注率の向上につながる活動を発見できる
  • 指標の改善(キャッシュコンバージョンサイクル、リードタイム、遵守率など)
  • RPAの導入効果が高い業務を発見できる
  • 継続的に業務プロセスを改善する基盤を構築できる
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