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東芝グループが社員10万人のハイブリッドワークを推進、クラウドセキュリティとクラウド電話を導入

2022年6月2日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

東芝グループは社員約10万人のハイブリッドワーク推進の一環で、クラウドセキュリティ基盤「Cisco Umbrella」および約2万人を対象にクラウド電話サービス「Webex Calling」を導入した。オフィスとテレワークの両環境のセキュリティレベルを維持したうえで、場所を問わない柔軟なワークスタイルを目指す。一連のサービスの導入を支援したKDDIが2022年5月31日に発表した。

 東芝グループが、社員約10万人のハイブリッドワークを実現するため、環境整備に取り組んでいる。2021年3月にシスコシステムズのクラウドセキュリティ基盤「Cisco Umbrella」を導入した。クラウドを多用する業務環境でセキュリティを確保することが狙い。

 Cisco Umbrellaは、DNSサーバー機能を中核に、アクセスを中継するプロキシ機能を提供する。DNSサーバーが危険なサイトへのアクセスをブロックする。さらに、疑わしいサイトへのアクセスをプロキシが中継し、クライアント端末に被害が及ばないようにする。

 続く2021年4月には、クラウド電話(IP電話)サービス「Cisco Webex Calling」を導入。対象の社員約2万人がオフィスの固定電話番号を社外のリモート環境で使えるようにした。

 東芝グループでは従来、会社の固定電話への問い合わせに対し、リモートで対応できる範囲が限定的だった。オンプレミス型設備のサポート終了を機に、保守費用を削減しつつ、より多くの社員がリモートで対応できる電話システムを検討していたという。

 クラウド電話サービスでは、PBXやサーバーなどのオンプレミス設備を用意する必要がない。会社の電話番号を、スマートフォンやソフトフォンで発着信可能である。導入の結果、従来の電話環境に必要だったサーバーの運用保守などが減った。

 今後、東芝グループは、導入ライセンス数を拡大していく予定である。

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