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商談/会議解析ツール「ACES Meet」、ChatGPTで商談内容を自動要約する「AIまとめ」機能

商談後に「だれが」「何を」すべきかも出力

2023年3月22日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ACESは2023年3月22日、オンライン商談/会議解析ツール「ACES Meet」に、商談内容を自動で要約する「AIまとめ」機能を追加した。大規模言語モデルを用いた対話AIであるChatGPTを、商談向けにチューニングして実装した。会議のまとめ(アジェンダごとの共有事項など)を箇条書きで出力するほか、次にとるべきアクションを箇条書きかつ担当者名とセットで出力する。

 ACESの「ACES Meet」は、オンライン商談やWeb会議の内容をAIで解析するツールである。商談/会議の準備、記録、書き起こし、内容の分析といった一連の流れをAIが自動で行う。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsを使ったWeb会議に対応している(関連記事商談/会議解析ツール「ACES Meet」がコメント機能を強化、特定ユーザーへメンション可能に)。

画面1:商談内容を自動で要約する「AIまとめ」機能の利用画面(出典:ACES)
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 今回、AIが商談内容を自動で要約する「AIまとめ」機能を追加した。会議のまとめ(アジェンダごとの共有事項など)を箇条書きで自動的に出力する。さらに、商談後に「だれが」「何を」すべきか特定し、ネクストアクションとして自動的に出力する。加えて、録画した会議が商談かどうかを自動で判定し、商談の場合はBANTC情報(商談ヒアリング項目のこと、予算、権限、必要性、時期、競合で構成)を出力する(画面1)。

 ユースケースの1つに、営業・顧客対応チームでの活用を挙げている。商談に出ていなくても、AIが出力したまとめを確認することで、顧客の状況などを素早くキャッチアップ可能である。別のユースケースとして、営業・顧客マネージャー/営業企画による活用である。成約率や顧客満足度を高めるために、担当者へのフィードバックを行ったり、ネクストアクションがとれるようにフォローすることが可能である。

 要素技術として、大規模言語モデルを用いた対話型AIのChatGPTを商談向けにチューニングして実装している。なお、ACESは、米OpenAIとの間でデータ利用規約に関する契約書(DPA)を締結しており、ChatGPTの学習にユーザーのデータが利用されないことが保証されているとしている。

 ACES Meetの価格(税込)は、基本料金が月額3万円。利用料金は、会議動画の取り込み/解析機能を利用できる通常ユーザーライセンスが1ユーザーあたり月額7000円。会議動画の取り込みができず、会議の検索・閲覧や取り込み済み会議の各種編集などに機能を限定した閲覧者用のライセンスが1ユーザーあたり月額3000円。

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