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RevComm、オンライン商談/会議解析ツール「MiiTel for Zoom」に感情認識機能を追加

ネガティブワードを含んだ要注意商談の通知も可能に

2023年3月24日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

RevCommは2023年3月23日、オンライン商談/会議解析サービス「MiiTel for Zoom」の新機能として、会話のポジティブ/ネガティブな感情を可視化する音声感情認識機能と、ネガティブワードを含んだ要注意商談を抽出して通知する機能をリリースした。なお、MiiTel for Zoomは、Web会議システムのZoomを用いた商談/会議内容をAIで解析し、話す速度、被り回数、沈黙回数などを定量的に評価するサービスである。

 RevCommの「MiiTel for Zoom」は、Web会議サービス「Zoom」を用いた商談を録画し、音声から文字を起こし、トーク内容を自動で分析するクラウドサービスである。トーク内容の分析では、話す速度、被り回数、沈黙回数などを定量的に評価する。また、見たい場面を指定して再生できるように「予算」や「ニーズ」や「時期」といったトピックを自動で判定する(関連記事RevComm、オンライン商談/会議解析ツール「MiiTel for Zoom」で商談内容をキーワード検索可能に)。

 今回の機能強化では、(1)会話のポジティブ/ネガティブな感情を可視化する「音声感情認識機能」と、(2)ネガティブワードを含んだ要注意商談を抽出して通知する「要注意商談通知機能」を追加した。

 (1)音声感情認識機能は、発話音声の特徴と、音声認識によって得られる単語と単語信頼度をもとに、発話音声の感情(ネガティブ/ポジティブ)を推定する。判定結果は、録音した会議ごとに、MiiTel for Zoomの解析画面にオレンジとブルーのグラデーションで帯として示す。今後、感情に応じてメモを付与する機能も計画中である。

 具体的には、「納得していない」「不満を感じている」「乗り気ではない」、「迷っている」「相手の過失や失礼な態度を責めている」といった話し方の場合にネガティブと判定する。反対に、「喜んでいる」「感謝している」といった話し方の場合にポジティブと判定する。

 (2)要注意商談通知機能は、MiiTel for Zoomで録画した会議履歴のうち、特定の条件(6種類)を満たすものに対して、自動的にメモを付与する機能である(画面1)。商談の内容や質に問題がありそうな録画/文字起こしデータを特定可能である。また、問題となる商談が発生した際にSlackに通知する運用も可能である。

画面1:特定の条件を満たす会議履歴にメモを付与して要注意商談に気づけるようにした。条件で絞り込んで確認できる。問題となる商談が発生した際にSlackに通知する運用も可能(出典: RevComm)

 自動的にメモを付与する条件(数値は規定値。管理者が変更可能)

  1. ネガティブキーワードが多い(「ネガティブ」なキーワードが5回以上出現)
  2. 喋りすぎ(MiiTel for Zoomユーザーが90%以上話している)
  3. 長い会議(会議時間が90 分を超えている)
  4. 予定より短い会議(60分以上の予定だった会議が15分から30分で終了)
  5. 抑揚が平坦(MiiTel for Zoomユーザーの抑揚が20以下)
  6. 早口(MiiTel for Zoomユーザーの話速が10文字/秒以上)

 今回さらに、会議ダッシュボードに集計タブを追加した。MiiTel for Zoomのユーザーが参加したオンライン会議の数とスコアを一目で確認できるようになった。集計結果をCSV(カンマ区切り形式)で出力することも可能である。

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RevComm / オンライン商談 / 感情分析 / Web会議システム / Zoom / MiiTel

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