オージス総研は2023年5月9日、リスキリングを目的とした人事研修コンサルティングサービスを開始すると発表した。研修はオンサイトで実施する。行動観察コンサルティングを軸としたカリキュラムを用意したとしている。教育の狙いとして、新たな挑戦やイノベーションに必要なマインドセットの醸成と、IT技術を手段に新たな価値を生み出す企画力の育成を挙げている。
オージス総研は、リスキリングを目的とした人事研修コンサルティングサービスを開始する。研修はオンサイトで実施する。行動観察コンサルティングを軸としたカリキュラムを用意したとしている。教育の狙いとして、新たな挑戦やイノベーションに必要なマインドセットの醸成と、IT技術を手段に新たな価値を生み出す企画力の育成を挙げている。
リスキリングを進める上では、新たなスキルの学習を行う上での素養として、学習者における必要な意識、姿勢、行動の源となるマインドが重要になるとしている。経済産業省は2022年、デジタルスキル標準を取りまとめ、デジタルトランスフォーメーション（DX）のリテラシ標準を策定しており、学びの指針として「マインド・スタンス」を取り上げている。
図1：リスキリングを目的とした人事研修コンサルティングサービスで提供する3つの研修（出典：オージス総研） オージス総研の人事研修コンサルティングサービスは、育成する能力ごとに、3つの研修サービスを用意している。(1)「マインドセット研修」、(2)「顧客発見を重視したデザイン思考概論」、(3)「DX人材育成研修」である（図1）。
(1)マインドセット研修は、複数のワークと講義によって、必要なマインドセットを頭と身体で理解させる。研修時間は1日間で、集合研修の形態で実施する。「新たな挑戦に取り組むイノベーティブな人材を育成するためには、未知の場に飛び出し、発想を広げ、前向きに取り組み続けるための、思いや哲学（＝マインドセット）を醸成することが必要である」（同社）という考えに基づいている。
(2)顧客発見を重視したデザイン思考概論は、講義を中心に、簡単な演習も組み合わせ、デザイン思考の考え方を理解させる。初学者でも理解できるとしている。研修時間は1日間で、集合研修またはオンライン研修のいずれかの形態で実施する。「イノベーションを創出する手法としてデザイン思考が注目されており、新入社員にも理解させたいという声が高まっている」（同社）。
(3)DX人材育成研修は、(2)の「顧客発見を重視したデザイン思考概論」で学ぶ内容について、実務に適用するために実践体験させる研修講座である。体験中心で学べる。研修時間は2日間で、集合研修またはオンライン研修のいずれかの形態で実施する。2日間のグループワークを通して、デザイン思考実践における一連の流れやポイントについて学べるとしている。
