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光世証券、オフコンIBM iで稼働の基幹システムをクラウド上の仮想サーバーに移行

2023年9月26日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

光世証券(本社:大阪府大阪市)は、証券業務の基幹システムで、外部の証券会社にも提供している「KICS」を、オンプレミス環境のオフコンIBM iからクラウドに移行した。移行先はIBM Cloudの「IBM Power Systems Virtual Server」。移行を支援したオムニサイエンスと日本IBMが2023年9月26日に発表した。

 光世証券は、大阪証券取引所の全デリバティブ商品を取り扱っている。この事業を支える基幹システム「KICS」は、対面やインターネットでの対応、フロント業務からミドル・バックエンドまでの証券業務、人事、会計など、事業に必要な機能を網羅している。同社は同システムを複数の証券会社に提供している。

 KICSは、これまでオンプレミス環境のオフコンIBM iで稼働していた。今回これをクラウドに移行した。移行先は、IBM Cloudの「IBM Power Systems Virtual Server」で、IBM Cloudの他のサーバーとは、別のネットワークと直接接続型のストレージを用いて切り離している。拡張性などのクラウドのメリットに加えて、セキュリティや信頼性・性能を維持できるのが理由である。

 クラウド移行により、制度の変更や新商品の扱いなどをより柔軟に行えるようになったのに加えて、他システムとのAPI連携が容易になった。オンプレミスと比べて初期投資も抑えられるようになったという。移行に伴い、光世証券は2023年9月26日より「KICSクラウド」の提供を開始した。

 なお、IBM Power Systems Virtual Serverは、IBM i、AIX、PowerLinuxが動作するPowerアーキテクチャのサーバーマシンをクラウド上の仮想サーバーとして利用可能にするサービスである(関連記事日本IBM、国内でオフコン/UNIXサーバーのIaaS「IBM Power Systems Virtual Server」を提供)。

 移行を支援したオムニサイエンスは、IBM Cloudへの移行に際して、アセスメントから構築、運用保守、請求代行までトータルで携わった。IBM iソフトウェア、x86ソフトウェア、Javaアプリケーションサーバー「IBM WebSphere Application Server」、メッセージングミドルウェア「IBM MQ」などの移行を支援した。COBOLやRPGプログラムのAPI連携に関するノウハウを基に、クラウド環境に適合したシステムを構築した。

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