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ドリコムの負荷テストツール「Mx.Load」、テスト結果からAIがレポートを自動生成

2024年1月5日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ドリコムは2024年1月5日、クラウド型負荷テストツール「Mx.Load(ミクスロード)」に、AIによるレポート生成機能を追加した。これまで負荷テストの結果はローデータでの数値出力のみだったが、ローデータからレポートを自動生成できるようになった。

 ドリコムの「Mx.Load(ミクスロード)」は、クラウド型負荷テストツールである。負荷テストは、対象のWebサイトに対して、複数のクライアントから同時アクセスを実行して意図的に負荷をかける形で行う。負荷がかかった状態でのWebアプリケーションのレスポンス時間や動作の詳細を監視することで、アプリケーションのサイジングや修正に役立てられる(図1)。

図1:クラウド型負荷テストツール「Mx.Load」の概要(出典:ドリコム)
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 構成がシンプルなWebサイトであれば、クローリング対象のURL入力のみで、直ちに負荷テストを始められる。画面操作を介してデータベースアクセスを伴うようなWebサイトの場合、記述したテストシナリオに沿って実行できる。他の負荷テストツールであるApache JMeterやLocust向けのテストシナリオのインポートに対応している。

 また、テスト対象のWebアプリケーションに、アクセスログ取得用の専用ライブラリを組み込むことで、アクセスログからテストシナリオを自動で作成できる。専用ライブラリは、Laravel/PHP、Ruby on Rails/Ruby、Phoenix/ElixirのいずれかのWebアプリケーションフレームワーク環境で動作する。

 今回、Mx.Loadに、AIによるレポート生成機能を追加した。これまで負荷テストの結果は、ローデータでの数値(CSV)出力のみだったが、新機能ではローデータからレポートを自動生成してくれる。図2のように、テストシナリオの設計、テスト実行サーバーの準備、負荷テストの実行、数値のみではないレポート出力といったソフトウェアテスト工程の多くを自動化できるとしている。

図2:クラウド型負荷テストツール「Mx.Load」がカバーする負荷テスト工程(出典:ドリコム)
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 Mx.Loadには機能に応じて3つのプランがある。価格(税別)は「フリー」が無料、「スタンダード」が月額4万9800円、「プロ」が月額9万9800円(表1)。また、負荷テスト施策の内製化を支援するコンサルティングサービス「Mx.Load 負荷コンサル」を提供している。その料金はAPI数、画面数、ユーザー数の3項目を軸に個別見積もりとなる。

表1:クラウド型負荷テストツール「Mx.Load」のプラン(出典:ドリコム)
プラン フリー スタンダード プロ
基本料金 月額4万9800円 月額9万9800円
テスト時間 30分まで無料(追加実行不可) 30分まで無料(以降30分ごとに5万円) 30分まで無料(以降30分ごとに3万円)
対象ホスト 1(追加不可) 2(1ホスト追加で月額1万円) 3(1ホスト追加で月額1万円)
ワーカー数 1(追加不可) 2(1ワーカー追加で月額5000円) 3(1ワーカー追加で月額5000円)
アクセスログ保有期間 1週間 1週間 12カ月
問い合わせへの回答 3営業日以内 1営業日以内 1営業日以内
機能

シナリオ自動生成・アップロード

シナリオ自動生成・アップロード
webhook

シナリオ自動生成・アップロード
webhook
定期/CI実行およびGitHub管理

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ドリコム / 負荷テスト / Webアプリケーション / ソフトウェアテスト

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