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パトライト、ネットワーク制御信号灯「NHV」全モデルにメール受信による監視・検知機能

2024年1月10日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

パトライトは2024年1月5日、ネットワーク制御信号灯ユニット「パトライト NHVシリーズ」の機能を強化した。これまで特定モデルのみだったメール受信による監視・検知機能が同シリーズ全モデルで利用できるようになった。メールの読み上げや、内容に応じて異なる色のライト点灯などの設定が可能。価格はオープン。

 パトライトの「NHVシリーズ」は、同社のネットワーク制御/監視製品の信号灯ユニットである(一般名称:パトランプ)。ネットワーク/システム機器などのイベントや異常を検知した際に光・音およびその組み合わせで報知する。オフィス、サーバールーム/データセンターなどに配置することで、対応が必要な異常/イベントの発生をすばやく認識できる(写真1)。

写真1:パトライト「NHVシリーズ」の外観(出典:パトライト)

 ネットワーク機器などの状態監視手段として、Pingによる死活監視、SNMP Trap受信、SNMP監視に対応する。これらから異常を検知した際は、光(5つの発光パターン)と音声(最大71種類の音声パターン、内蔵スピーカーおよびラインアウト出力が可能)で報知する。

 これらに加えて、メール送信(最大8件)、HTTP/HTTPSコマンド送信(最大8カ所)、SNMP Trap送信、デジタル出力(最大2点)に対応する。デジタル信号端子(最大4点)やPLCデバイス(SLMP/FINS)の監視は最大16デバイスまで可能。外部アプリケーションからHTTP/HTTPS/SSH/RSHコマンド、パトライト独自コマンドを用いることでも報知機能を利用できる。

 今回の機能強化で、これまで特定モデル(NHV-M)のみだったメール受信機能がNHVシリーズ全モデル(NHV4、NHV6)で利用できるようになった(NHV-Mは生産終了)。NHVから外部のメールサーバーにアクセスしてメールを受信する。

 合わせて、メールで異常/イベントを検知した際のアクションを拡充した。メールの音声読み上げ、送信元や件名など内容に応じて異なる色のライトの点灯や登録した音声の再生が可能になった。運用例として、件名に「コンプレッサー異常」の文字列が入ったメールを受信した際、赤色ライトの点灯と「コンプレッサーに異常が発生しました」という音声を再生させる設定が可能(図1)。

図1:受信したメールの内容に応じた報知内容を定義できる(出典:パトライト)
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