[市場動向]

エンドポイントセキュリティのタニウム、2024年にサポート要員を倍増しレスポンスを向上

国内ユーザーの要望を実装するための隔週会議も開始

2024年2月14日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンドポイントセキュリティベンダーである米タニウム(Tanium)日本法人のタニウムは2024年2月14日、説明会を開き、2024年度に注力する取り組みを説明した。製品面では、国内ユーザーの要望をこれまで以上に汲み取って実装するほか、2024年前半までにサポート要員を倍増し、問い合わせに対して正確・迅速にレスポンスするとしている。また、特定の環境や組み合わせでしか起こらない難しい問題に対応する専任チームを国内にも配置する。

写真1:タニウム代表執行役社長の原田英典氏
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 米タニウム(Tanium)はエンドポイントセキュリティ製品ベンダーである。監視対象のエンドポイントにインストールした監視/制御用エージェントソフト同士がP2Pネットワークを構成するアーキテクチャが特徴。数万台規模のエンドポイントに対してもセキュリティ状況をリアルタイムに調査し、リモート制御できる。

 リモート制御については、マルウェアに感染した端末の隔離/封じ込め/横感染のブロックなどが可能で、侵入経路/原因/影響端末も特定する。パッチ未適用のソフトウェアにパッチを適用する機能、ソフトウェアバージョンアップ機能も持つ。

 日本法人が開いた説明会では、2024年度(2024年2月~2025年1月期)に注力する取り組みを説明した。製品面では、国内ユーザーの要望をこれまで以上に汲み取って実装する。このための隔週会議を今年度から始めたという。国内ユーザー向けの機能強化の実績として、2023年にUSB接続リムーバブルストレージのアクセス制御機能を実装している。

 サポート体制も強化し、2024年前半までにサポート要員を倍増する。「ユーザーからの問い合わせに対して、より正確かつ素早くレスポンスできるようにする。また、これまでは、特定の環境や組み合わせでしか起こらない難しい問題に対応する専任のチームがグローバルにしか存在していなかったが、これを国内にも配置する」(タニウム 代表執行役社長の原田英典氏、写真1)。

 2023年度の実績は、管理対象のエンドポイント数が300万で、売上高における直近4年間の年平均成長率は60%という。2024年度は営業リソースの拡大で、これまでリーチできていなかった企業にリーチする。また、数千~2万人程度の小規模な企業に対してはパートナー販売がメインだが、今年度はパートナーの先にいるユーザーにまでパートナーとともにアプローチする。これらにより、新規ビジネスを40%拡大させるとしている。

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Tanium / エンドポイントセキュリティ / EDR / ゼロトラスト

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