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特権IDアクセスゲートウェイ新版「Access Check Essential 2.0」、ダッシュボードを追加

2024年2月29日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NRIセキュアテクノロジーズは2023年2月29日、特権IDアクセス制御ゲートウェイ新版「Access Check Essential 2.0」を提供開始した。新版では、一定期間利用実績がないユーザーなどを表示するダッシュボード機能や、登録するマスター情報(CSVデータ)のエラーをチェックするツールなどが加わった。価格(税込み)は年額95万7000円から。

 NRIセキュアテクノロジーズの「Access Check Essential」は、特権IDによるアクセスを制御するゲートウェイソフトウェアである。ユーザーは、Access Check Essentialで認証を受けてアクセスし、Access Check Essentialが背後のサーバーに特権IDでアクセスする仕組み。中継可能なアプリケーションプロトコルは、端末画面(SSH、RDP)とファイル転送(SCP)である(図1関連記事NRIセキュア、コア機能に絞った特権IDアクセスゲートウェイ「Access Check Essential」)。

図1:「Access Check Essential」の利用イメージ(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)
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 新版では、ダッシュボード機能が加わった。同ソフトで取得・保管するログから、一定期間利用実績がないユーザー、夜間・休日や想定しない接続元からのアクセスなど、セキュリティ違反につながりやすい情報を抽出し、ダッシュボード上に表示する(画面1)。

画面1:ダッシュボードのイメージ(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)
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 新たに、マスター情報を登録する際に利用するCSVデータのエラーをチェックする「マスタ管理支援ツール」を提供する。CSVデータのエラー箇所をハイライト表示するほか、必須の情報であるユーザー名が記載されていないといった具体的なエラーの内容を表示する(画面2)。

画面2:「マスタ管理支援ツール」のイメージ(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)
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 日次レポートの出力形式で、CSVファイル以外にPDFファイルを出力できるようにした(画面3)。

画面3:PDF形式の日次レポートのイメージ(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)
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 ほかには、WindowsにRDPでリモートデスクトップ接続する際の認証方式として、NLA(ネットワークレベル認証)に対応。NLAを有効化しているWindowsサーバーに接続できるようになった。NLAは、RDPのセッションが確立する前にユーザーを認証する仕組みであり、ログインプロセスへの攻撃を効果的に防ぐ。

 拡張性の面では、監査対象台数(ノード数)の上限が従来の200台から500台に、適用可能なポリシー数がノード数に限らず一律10件になった(表1)。

表1:ライセンスエディションごとの登録可能な監査対象台数とポリシー数(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)
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