[新製品・サービス]

クラウド型メールサーバー「CYBERMAIL Σ」、転送メールのDMARC認証対応機能を追加

Gmail送信ガイドライン対応、不正アクセス防止などを強化

2024年2月29日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバーソリューションズは2024年2月29日、クラウド型メールサーバー「CYBERMAIL Σ(サイバーメールシグマ)」に、転送メールのDMARC認証で生じる問題に対処する「ARC認証サポート」などを標準機能に追加した。グーグルの新しいGmail送信ガイドライン対応に有効としている。価格(税別)は、メールボックス容量10GBのエントリープランで1ユーザー月額250円(最少契約数は50ユーザー)。初期費用が別途必要となる。

 サイバーソリューションズの「CYBERMAIL Σ(サイバーメールシグマ)」は、クラウド型メールサーバーサービスである。オンプレミスで動作するソフトウェア製品「CyberMail」と同様の機能をSaaSで提供する。メールの送信・中継機能と、メール受信/メールボックス管理機能(Webメール機能を含む)を備えている。

 今回、3つのセキュリティ機能を標準機能に加えた。1つは「DMARCのARC認証サポート」で、事業者に送信ドメイン認証技術のDMARC(Domain-based Message Authentication Reporting and Conformance、ディーマーク)対応を求めるグーグルの新しいGmail送信ガイドライン対応に有効な機能である(関連記事対応急務!なりすまし/迷惑メール対策「DMARC」の仕組みと効果[前編])。

 ARC(Authenticated Received Chain、アーク)は、DMARCにおいて正しく認証することに失敗するケースに対処する仕組みのこと(後述)。「SPFレコードやDKIM署名、DMARCレコードの設定など標準のDMARC対応手順のみだと、メーリングにリストを経由した転送メールなどで認証を正しく行えず、送信ガイドラインに対応できない場合がある」(同社)問題に対処する(図1関連記事グーグル「メール送信者のガイドライン」の急所とDMARC対応の実際[後編])。

図1:「CYBERMAIL Σ」に転送メールのDMARC認証問題に対処するARC認証サポート機能が加わった(出典:サイバーソリューションズ)
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●Next:転送メールのDMARC認証問題に対処するARCの仕組み

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