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セールスフォース、ビジネスKPIを監視して洞察を通知する新機能「Tableau Pulse」を提供

2024年3月6日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米セールスフォース(Salesforce)は2024年2月22日(米国現地時間)、BIソフトウェア「Tableau」の新機能「Tableau Pulse」をリリースした。SaaSの「Tableau Cloud」とアプリケーションへの組み込みの利用形態において標準機能として提供する。売上などビジネス上のKPIを定点監視用のメトリクスとして定義し、個々のメトリクスをフォロー/ウォッチしているユーザーにその動向や分析で得られた洞察を通知する。

 米セールスフォースの「Tableau(タブロー)」は、2019年に米Tableau Softwareを買収して以降提供しているBIツール。SaaS版の「Tableau Cloud」とオンプレミス版の「Tableau Server」がある。後者はスタンドアロンのほか、Webを介した分析画面の共有、自社アプリケーションへの分析画面の組み込みなどの形態で利用できる。

 また、データプレパレーションツール「Tableau Prep」などをラインアップしている(関連記事現場向けBI「Tableau 2020.4」、データプレパレーション「Tableau Prep」がブラウザから利用可能に)。

画面1:Tableau Pulseの画面イメージ(出典:米セールスフォース)
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 新機能の「Tableau Pulse」は、売上などビジネス上のKPI(重要業績評価指標)を、データ分析における定点監視用のメトリクスとして定義し、個々のメトリクスをフォローしているユーザーに、メトリクスの動向や分析から得られたインサイト(洞察)をSlackやメールで通知する機能である。Tableau Cloudとアプリケーションへの組み込みの利用形態において標準機能として提供する(画面1)。

 データの変化予測や計測すべきメトリクスの発見を行うAI、および文章の要約や問い合わせへの回答を行う生成AIを利用して、個々のメトリクス値を伸ばしている要素、時系列での動向、通常から外れた異常値などを自動検出。グラフや自然言語を用いてインサイトとして提示する。「ユーザーは特定のビジネス指標で何が起こっているか、いつ/どこに/なぜ注意を払うべきかなどが容易に把握・理解できるようになる」(同社)という。

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Salesforce / Tableau / BI / 生成AI / セルフサービスBI

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