[新製品・サービス]

エクサウィザーズ、DX人材発掘・育成サービスに生成AI機能、個人の目標設定を自動化

2024年4月30日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エクサウィザーズは2024年4月30日、DX人材発掘・育成サービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」に、生成AIを用いた新機能「目標設定支援型(クイックウィン)」を追加し、同年6月から提供すると発表した。人事部門担当者が各社員のロールやミッションなどを把握し、目標値を設定する作業を自動化する。各社員のロール名、ミッション内容、業務内容、求められるスキルを入力することで、推奨ロールや各学びの目標の提示、または現在の設定内容の修正を行う。

 エクサウィザーズの「exaBase DXアセスメント&ラーニング」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を担う人材の発掘・育成を支援するサービスである。企業の成長戦略や目標に基づいたDX人員計画の立案、アセスメントによる充足度の把握、各社員の育成計画の作成をサポートする。

 社員個々人の成長可能性を可視化し、要素を伸ばすと何に役立つかといった情報と合わせ、アドバイスや個別の育成プログラムを提供する。個人の診断結果に加え、組織全体の分析レポートを提供。同業他社や同職種など世間の平均的な水準と照らし合わせ、自社の相対的なポジションを把握できるという。

図1:生成AIによる人材の要件定義の流れ。人材要件を入力すると生成AIが分析し、必要とする点数やレベルを提案する(出典:エクサウィザーズ)
拡大画像表示

 今回、各社員の目標設定を生成AIを活用して自動化する「目標設定支援型(クイックウィン)」機能を追加した。各社員のロール名、ミッション内容、業務内容、求められるスキルを入力することで、推奨ロールや各学びの目標の提示、または現在の設定内容の修正を行う(図1)。

 「大きな組織になるほど、部門長や人事部門担当者が社員個々人のロールやミッションを把握したうえで目標値を精緻に設定することが難しい。生成AIを活用してそれを支援する」(同社)

 部門長や人事部門担当者は、目標設定を基に学習コンテンツを個別に提案する機能を活用して、各社員の早期の目標達成、成長を促すことができる。一定レベルを達成した社員に対しては、新たな目標を反映して適切な学習を提案する。

 新機能は、オプションのコンサルティングサービスとして同社のコンサルタントが提供していたもの。このノウハウを生成AIとして実装し、標準機能として提供する。一定数の利用まで無料で、それ以上は有料の予定である。

 エクサウィザーズは今後、同サービスと、採用業務を効率化する「exaBase 採用アシスタント」との連携を検討している。社内で確保が難しいと判断した人材について求人票を作成するシーンなどを想定している(関連記事エクサウィザーズ、生成AIで求人票を自動作成する「exaBase 採用アシスタント」を発表)。

関連キーワード

エクサウィザーズ / 人材育成 / 生成AI / 教育プログラム

関連記事

トピックス

[Sponsored]

エクサウィザーズ、DX人材発掘・育成サービスに生成AI機能、個人の目標設定を自動化エクサウィザーズは2024年4月30日、DX人材発掘・育成サービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」に、生成AIを用いた新機能「目標設定支援型(クイックウィン)」を追加し、同年6月から提供すると発表した。人事部門担当者が各社員のロールやミッションなどを把握し、目標値を設定する作業を自動化する。各社員のロール名、ミッション内容、業務内容、求められるスキルを入力することで、推奨ロールや各学びの目標の提示、または現在の設定内容の修正を行う。

PAGE TOP