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富士通、COBOLをJavaやC#に自動変換するレガシー移行SI「Fujitsu PROGRESSION」

2024年5月7日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通は2024年5月7日、レガシーシステム移行SIサービス「Fujitsu PROGRESSION」を提供開始した。同社のメインフレーム「GS21シリーズ」で動作しているCOBOLアプリケーションをJava言語またはC#言語に自動変換(リライト)する。変換後のソースコードはクラウドなどを含む任意のITリソース上で動作する。米Fujitsu North America(FNAI)提供のサービスであり、今回、日本市場への展開に向けて、GS21シリーズの日本語対応と稼働検証を行った。

 富士通の「Fujitsu PROGRESSION(プログレッション)」は、同社のメインフレーム「GS21シリーズ」で動作しているCOBOLアプリケーションをJava言語またはC#言語に自動変換(リライト)するSIサービスである。米Fujitsu North America(FNAI)提供のサービスであり、今回、日本市場への展開に向けて、GS21シリーズの日本語対応と稼働検証を行った。

 変換後のソースコード(JavaまたはC#)は、クラウドやオンプレミスなど任意のITリソース上で動作する。移行先OSにはオープンシステムとして一般的なWindowsやLinuxを選べ、ミドルウェアの構成に大きな制約を受けることなく移行可能である。

 アセスメント、コード変換、テストまでをエンドツーエンドで提供する。アセスメントでは現状システムを調査・分析し、移行対象となる資産を確定したうえで費用やスケジュールを含む全体設計を行う。コード変換ではCOBOLソースコードを解析し、移行先言語の構造に合わせた保守性の高いプログラムに自動で変換する。移行先のシステム設計と構築、テストデータとシナリオによるテスト工程まで富士通のエンジニアが実施する。

 サービスの提供体制として、CoE組織「モダナイゼーションナレッジセンター」にFNAIのノウハウとスキルを移転している。レガシーシステムに精通した専門エンジニア「モダナイマイスター」を社内外から採用および集約し、2026年に500人体制の確立を目指す。

 2024年6月には、同社の「グローバルデリバリーセンター(GDC)」やパートナーベンダーなどと連携し、専門技術者を迅速に確保するプログラム「富士通モダナイエンジニアバンク」を新設し、2000人体制で支援可能になったとしている。

 今後は、システム移行に生成AIを活用する。テストデータ/コードを自動生成してテスト工程を効率化し、移行期間の短縮を図る。また、他社製メインフレームにも順次適用する。

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富士通 / レガシーマイグレーション / COBOL / Java / SI / リライト / モダナイゼーション

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