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モバイルを活用したITシステムの構築・運用へ、モバイルシステム構築のエキスパートを養成

2009年7月3日(金)

 モバイル端末を活用し、営業担当者が外出先からでも顧客情報を確認できるシステムを構築したい。流通業なら、荷物が現在どこにあるのかを追跡できるようにしたい――。こうしたニーズに応えるのがモバイル技術だ。

 しかし現在のモバイル技術は、無線ネットワークの高速化や端末の急速な技術革新などによりめまぐるしく変化している。セキュリティ管理など、配慮すべきことも多い。それゆえモバイル技術をシステムに組み込むのは決して簡単ではないのが実情である。

 そこで、モバイル市場の形成・拡大を目的とする団体、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は、モバイル技術やシステムに精通した人材を認定する「モバイルシステム技術検定」を実施している。

 検定は3レベルあり、最上位が「シニアモバイルシステムコンサルタント(SMC)」、次いで「モバイルシステム技術検定1級」と「同2級」となっている。1級は、モバイルシステムについて分析や改善を指導できる知識レベル、2級は、モバイルシステムの構成要素や利用する技術概要などを理解できるレベルと規定されている。

 1級は現在、約500名が、2級は約5000名が取得しているという(1級は2級取得者が受検資格対象となるため、2級よりも実施回数が少ない)。一方、受験するには1級を取得し、かつ1年間のモバイルに関する実務経験が必要となる最上位のSMCは、数十名程度だ。その分、ユーザー企業から見て価値の高い人材と言えるだろう。

 2年ごとの更新が義務づけられているのもSMCの特徴だ。MCPCが認定する研修会への参加や、実務で携わったモバイルシステムに関する事例などを報告することでポイントを付与。2年間で100ポイント以上取得すれば、更新される仕組みである。

 その研修会が2009年6月26日、27日に開催され、31名が参加した。ほとんどがNTTドコモやKDDIなどの通信サービス企業の技術者。研修会では、モバイル技術の最新動向や、モバイル端末を利用したシステム構築の事例をもとに、システム導入時の注意点などを習得する。さらにシステム構築をテーマにしたグループ討論などを行う。研修最後には、1時間45分の制限時間内にレポートを作成する。

 費用として5万2500円(税込)が必要で、あまり知名度はないが、かなりしっかりした資格と言えるだろう。

写真 シニアモバイルコンサルタントの研修会の様子
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