アカマイ・テクノロジーズとリバーベッドテクノロジーは2012年3月22日、SaaSアプリケーションを高速化する「Steelhead Cloud Accelerator」を発表した。
アカマイのインターネット高速化技術「Akamai Intelligent Platform」と、リバーベッドのWAN高速化装置「Steelhead」を組み合わせることで、アプリケーションの応答速度を引き上げる。具体的には、SaaSを提供するデータセンター付近に設置するアカマイサーバーにSteelheadの仮想アプライアンスを、拠点に設置するSteelheadにIntelligent Platformへアクセスするためのソフトをそれぞれインストールする。これにより、データセンターと拠点間のルーティングを最適化。例えば、米国のデータセンターから提供する「Office 365」において日本からパワーポイントファイルをダウンロードする場合、53秒要していたのがわずか3秒程度で済むという。
対象となるSaaSは、Office 365のほか、GoogleAppsとSalesforce.com。料金は、SaaSの利用料金の15〜30%程度を予定する。 (折川)