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川崎重工業傘下のベニックソリューション、組み立て型製造業向けERPテンプレートをクラウド上で提供

2015年3月30日(月)IT Leaders編集部

川崎重工業のIT関連事業子会社であるベニックソリューションは2015年3月27日、自社で開発したSAP ERP用の組み立て型製造業向けテンプレート「B-item-D」を、IIJのクラウド基盤から提供すると発表した。これまではAWS(Amazon Web Services)のみに対応していた。

 B-item-Dは、組み立て型の製造業が独SAP製ERPソフトを早期導入するためのテンプレート。「IIJ GIO for SAPソリューション」上に構築し、サービスとして提供する。これまではAWSのみに対応していた。IIJ GIOの選択肢追加のほか、AWSとIIJ GIOを組み合わせたハイブリッド構成でも利用できる。

 B-item-Dのデータベースは、インメモリーのSAP HANA対応が完了している。2015年4月からは、IIJ GIO上でも、SAP HANAプラットフォームを使ったサービスの提供を開始する。

 テンプレートをクラウド上で利用することで、システム資産の運用保守が不要になるため、運用負荷軽減によるTCO(Total Cost of Ownership:所有総コスト)の最適化や、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)対策の推進などにつながるとしている。

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