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NEC、アパレル業界特有の商品管理などに対応したクラウド型販売管理サービスを発売

2015年5月15日(金)IT Leaders編集部

NECは2015年5月13日、アパレル業界を対象にしたクラウド型の販売管理サービス「アパレル業向け N-town(エヌタウン)販売管理」を発売した。アパレル業界に特化した商品管理やリアルタイムな店頭情報管理の機能などを提供する。

 アパレル業向け N-town販売管理は、中堅中小企業向けに様々な業務支援サービスをクラウドで提供する「N-town」の販売管理サービスを基に、オーシーシー情報センターと共同で開発したもの。

 アパレル業界特有の商品管理や取引形態に対応していて、色/サイズ別の「商品管理機能」や、入荷商品を得意先/店舗別に振分ける「出荷振分け機能」を提供する。

 「店頭情報管理機能」では、各店舗での売上情報や在庫情報を、販売員がWebブラウザーに対応したタブレットなどの端末に入力することで、本部でリアルタイムに情報を把握可能になる。

 「消化取引」にも対応できる。消化取引はアパレル業界に多い取引形態で、小売店に陳列する商品の所有権をメーカーや卸売業者が持ち、小売店で売上が計上されたと同時に仕入が計上される取引形態である。

 これらの機能を活用することにより、正確な在庫情報に基づいた接客対応や、売れ筋商品のタイムリーな店舗間移動による在庫の適正化、販売機会ロスの防止などの仕組みを確立できる。

 月額料金のクラウドサービスであるため、初期投資の抑制や、事業拡大に応じた柔軟かつ迅速なシステムの拡張、費用の適正化が可能。インターネット上のN-townポータルから会員登録することで、サービスの契約や利用開始を簡単に実施できる。

 アパレル業向け N-town販売管理の月額利用料は、1 ID当たり1万3000円(税別)から。NECは今後3年間で1000社への販売を目標にしている。

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