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ネットワンシステムズ、医療機関向け仮想基盤パッケージを発売

2016年7月13日(水)IT Leaders編集部

ネットワンシステムズは2016年7月12日、高い耐障害性と運用性を備えた医療機関向けの仮想基盤パッケージ「Artery」を発売した。併せて、医療機関向けの仮想基盤製品のデモや、医療情報システムベンダー向けの仮想基盤上でのシステム稼働検証を提供する「NetOne Healthcare Innovation Center」を開設した。

 「Artery」は、医療機関の既存の物理サーバー群を集約し、コスト・運用負荷・設置スペースを削減できるようにする。仮想環境特有の機能を活用することで、医療情報システムの安定稼働・停止時間短縮を可能にする。

 EMCの検証済みリファレンスアーキテクチャー「EMC VSPEX」とハイパーコンバージド(高度に統合された)インフラストラクチャーアプライアンス「VCE VxRail Appliance」をベースに、医療機関のシステム規模に応じたパッケージを用意、迅速に導入できるようにした。

 耐障害性については、重要なシステムにVMwareの「vSphere HA(High Availability)」機能を活用することで、障害時でも自動的なシステムの再起動を可能にしている。また、物理サーバーのメンテナンスにともなう計画停止時でも、仮想マシンを一時的にほかの物理サーバーに移動させることで継続したシステム稼働を提供する。

 運用性については、ネットワンシステムズが遠隔地から運用を支援することで、専任担当者がいない医療機関の負荷を削減する。同社が仮想基盤全体の監視と障害対応を一元的に提供するため、障害検知から復旧まで迅速に対応できる。

 「NetOne Healthcare Innovation Center」は、医療情報システムを物理基盤から新たに仮想基盤へ移行するにあたって、デモと検証を提供する。医療機関は、デモンストレーションを通じて仮想基盤上でのシステム性能や操作感を事前に確認できる。医療情報システムベンダーは取扱いシステムの仮想基盤上での稼働を検証可能だ。

 ラインアップには、規模(仮想マシン台数)が40台の「Entry」、同80台の「Standard」、同120台の「Advanced」を用意している。Arteryの価格は、Entryパッケージの最小構成(5年保守サービス込み)の場合で、1億1500万円(税別)からになる。ネットワンシステムズは、初年度に5億円の売上を目標にする。

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