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HPE、コンテナ化したIT運用管理ソフトウェアを発表

2017年4月20日(木)IT Leaders編集部

日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2017年4月19日、IT運用管理のソフトウェア「HPE IT Operations Management(HPE ITOM)」をコンテナ化したバージョンを発表した。OSS(Open Source Software)のDocker・Kubernetesコンテナを組み込んでいる。

 新製品は、「HPE IT Operations Management(HPE ITOM)」をコンテナ化したバージョンである。プライベートおよびパブリッククラウドのインフラストラクチャーを管理し、ビジネスパートナーや開発チーム、DevOps(開発と運用の融合)チームのニーズに合わせて運用管理サービスを大規模かつ高速に提供できるようになる。

 DockerとKubernetesからOSS(Open Source Software)のコンテナ技術を組み込んで提供する、「Hybrid Cloud Management」「Data Center Automation」「Operations Bridge」「IT Service Management Automation」の4種類のスイートを用意している。

 コンテナ環境を対象とした運用管理機能も強化した。コンテナベースのアプリケーションを大規模にデプロイメントし運用するための様々な機能を追加している。

 Hybrid Cloud Managementは、アプリケーションパイプライン自動化とコンプライアンス機能により、様々なハイブリッドおよびマルチクラウドの環境を管理可能にする。コンテナベースのアプリケーションのサービス設計とデプロイメントができるようになった。

 Data Center Automationは、調達・パッチ・コンプライアンス機能のタスクを自動化し、そのプロセスについてオーケストレーションを実行する。コンテナ・ハードウェア・ホストOSのプロビジョニングをコンプライアンス機能とともに提供する。

 Operations Bridgeは、既存のツールと統合することにより、イベント削減の自動化、原因特定およびサービスのモデル構築を行う。コンテナインフラストラクチャーとアプリケーションの監視およびトラブルシューティングにも対応し、運用チームのスピードと応答性の向上を支援する。

 IT Service Management Automationは、IT運用に関わる発注・管理・メンテナンスを簡素化する。分析に基づくサービス管理とともに、コンテナベースのアプリケーションをサポートする、自動化されたディスカバリーと構成管理も提供する。

 これらのスイート(英語版)の提供はすでに開始している。四半期ごとにアップデートを提供する予定で、日本語版はアップデートで順次対応する予定だ。

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HPE / ITOM / ITサービスマネジメント / Micro Focus

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