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パケット取得から解析までをワンストップで―DITがSavviusのネットワーク監視/管理アプラインスを発表

2017年8月2日(水)IT Leaders編集部

ディアイティ(DIT)は2017年8月2日、米Savviusのネットワーク監視/管理アプラインス「Omnipliance Ultraシリーズ」および「Savvius Spotlightアプライアンス」を発表した。パケットをリアルタイムで解析する新テクノロジー「Savvius Spotlight」を搭載した新製品となっている。販売開始は2017年10月。

 Savviusは、グローバルの主要企業が導入するLANアナライザー「Omnipeek」を開発・販売するWildPocketsが2015年に社名変更した会社。国内ではDITが代理店として販売している。

 同社の新テクノロジーであるSavvius Spotlightは、Googleのサイト復旧エンジニアチームが「4つの貴重なサイン」と称する「遅延」「品質」「利用状況」「飽和状況」という4つの要素からネットワークパフォーマンスの低下をリアルタイムに検知する技術。

 ネットワークトランザクションを集約して、TCPやVoIPの品質、アプリケーション、ネットワーク遅延などを独自のエキスパート解析機能で評価、リアルタイムに可視化する(写真1)。事象発生時に、問題が発生しているトランザクションのみを収集して解析するので、迅速に問題個所を特定して必要な処置をいち早く取れるようにしている。

(写真1)Savvius Spotlightのスクリーンショット
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 新製品のOmnipliance Ultraシリーズは、パケットを取得するネットワークレコーダー「Omnipliance」とSavvius Spotlightを一体化した製品。Savvius Spotlightアプライアンスは、Omniplianceと組み合わせることで、Omnipliance Ultraシリーズと同様の機能を提供するスタンドアロンモデル。

(写真2)Omnipliance Ulta T300

 Omnipliance Ultraシリーズは、従来のOmniplianceと同様、48―192TB対応の「T300」、32―48TB対応の「M200」、8-16TB対応の「C100」という3つのラインアップが用意されている。

 営業担当バイスプレジデントのパトリック・ジョンソン氏は、「パケット収集と解析をワンストップで行えるのが、他にないSavviusの特徴」としている。

 同氏によると、今後クラウド環境への対応も進めていくとしている。小規模向けネットワーク監視アプライアンス「Savvius Insght」をリモートオフィスやブランチオフィスに設置、これをクラウド上のelasticで一元的に分析する「一元化」、オンプレミスでのパケットブローカーであるOmniplianceとクラウド上のバーチャルなパケットブローカーによる「ハイブリッド」といった使い方が想定されている(図1)。

(図1)クラウドでの利用計画
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 加えて、AWSやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウド上に仮想化したOmniplianceを配置するフルクラウドでの活用形態も、2018年度のサービスインを目途に開発を進めていく予定だ。

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