[新製品・サービス]

富士通、パソコンに接続しなくても使える手のひら静脈認証装置、複合機での利用を想定

2018年2月13日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通と富士通フロンテックは2018年2月13日、手をかざすだけで本人認証ができる非接触型の手のひら静脈認証装置「PalmSecure」シリーズの新製品として、パソコンに接続することなく独立して使える「FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connect」を発表、同日販売を開始した。2018年4月1日に出荷する。価格(税別)は、15万円から(最低出荷台数は100台)。販売目標は、今後5年間で100億円(関連ソフトウェアとSIサービスを含む)。

写真1●FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connectの利用イメージ(出所:富士通と富士通フロンテック)写真1●FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connectの利用イメージ(出所:富士通と富士通フロンテック)
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 PalmSecure Connectは、手をかざすだけで本人認証ができる非接触型の手のひら静脈認証装置の1つである。最大の特徴は、PalmSecure Connect自体が独立したLinuxコンピュータであり、動作にあたって別途パソコンを必要としないことである。認証に必要な道具立てとして、手のひら静脈センサーデバイスだけでなく、Linux OSやミドルウェア、タッチパネルディスプレイなどを1つのきょう体に搭載している。

 別途パソコンに接続しなくても使えることから、独自のOSを搭載した業務システムやオフィス機器でも、容易に手のひら静脈認証を利用できる。例えば、複合機のプリンタで印刷する際に、認証を経たユーザーの印刷ジョブを実行する、といった用途に使える。従来、複合機などから手のひら静脈認証デバイスを使うためには、これらオフィス機器の上で動作するアプリケーションを開発しなければならず、実装が難しかった。

図1●FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connectの概要(出所:富士通と富士通フロンテック)図1●FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connectの概要(出所:富士通と富士通フロンテック)
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 PalmSecure Connectは、手のひら静脈認証デバイスを搭載したLinuxマシンである。これを、ネットワーク経由やUSBケーブル経由で複合機などにつないで使う。ユーザーは、複合機などと連携するアプリケーションをLinuxアプリケーションとして開発し、これをPalmSecure Connect上で動作させるだけで、複合機などで手のひら静脈認証を利用できるようになる。富士通では、アプリケーション開発を容易にするためのAPIライブラリを提供している。

 手のひら静脈データは、富士通の認証サーバーで管理する。PalmSecure Connectを使った認証の際には、富士通の認証サーバーと通信して本人を認証する仕組み。こうして得られた認証結果を、複合機などの外部システムに通知する。

 外形寸法は、幅140×奥行き120×高さ47.5ミリメートル。重さは約550グラム。消費電力は40W。電源を内蔵しており、入力電源はAC100V~240V。OSはLinux。外部インターフェースは、LAN×1(ハブ内蔵オプションでLAN×2)、USB Host×1、USB Device×1。ディスプレイは4.3型カラー液晶で解像度は480×272ドット。
4線式抵抗被膜方式のタッチパネルを搭載する。LEDとブザーも搭載する。

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