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富士通とNPOのSEEDS Asia、インドで洪水対策の実証実験を開始

2018年7月24日(火)IT Leaders編集部

富士通とNPO法人のSEEDS Asiaは2018年7月23日、インドにおける洪水対策ならびに国民の防災意識向上に向けて、AR技術を含むスマートフォンアプリケーションを活用し、洪水の水位測定および地図上で都市浸水の様子を可視化する実証実験を開始すると発表した。ゲリラ豪雨が多発する2018年7月から9月まで、浸水被害が多いインド都市部のヴァーラーナシー県で実施する。

 インドでは、ゲリラ豪雨による都市部の洪水被害の拡大が深刻化しており、洪水による都市浸水の様子を的確に把握して、迅速な避難指示につなげる仕組みが求められているという。

 発表した実証実験では、スマートフォンアプリケーションを使用し、現地の高等学校7校の職員と生徒、バナラス・ヒンドゥー大学の学生、District Disaster Management Authorityが協力を募ったヴァーラーナシー市住民などが、12カ所の降雨時の水位を定時に測定する。これらの測定データを地図上で即時に見える化し、住民への迅速な避難指示につなげるほか、ハザードマップとして活用できる防災情報取得の有効性を検証する。

 実施期間は、2018年7月23日から2018年9月30日までで、実施場所は、インドのウッタル・プラデーシュ州ヴァーラーナシー県ヴァーラーナシー市の12カ所だ。

 富士通は、実証実験のマネジメント、アプリケーション開発、システム構築ならびに測定データの可視化を行う。SEEDS Asiaは、高等学校の職員と生徒などによるスマートフォンを活用した洪水の水位測定の支援を行う。

 水位測定では、現地の高等学校7校の職員と生徒およびヴァーラーナシー市のDistrict Disaster Management Authorityが協力を募ったヴァーラーナシー市住民およびバナラス・ヒンドゥー大学の学生が、スマートフォンで測定場所に応じた以下3つの方法により、ヴァーラーナシー市内12カ所の降雨時の水位を定時に測定する。

  1. 危険レベル選択式
    一般道路に駐車された車のタイヤにかかる水位を目視で確認し、水位レベルに応じて設定された3パターンから選択、撮影画像とともに撮影場所やコメントなどを合わせてクラウドへ送信する。
  2. 水位入力式
    学校に設置したスケールメジャーで水位を目視で確認し、スマートフォンに数値を入力後、撮影画像とともにクラウドへ送信する。
  3. AR測定式
    スマートフォンに表示した写真画像上に、AR(Augmented Reality)マーカーによりスケールを重畳表示し、画像の水面をタップすることで水位を数値化して、撮影画像とともにクラウドへ送信する。

 都市浸水の様子の見える化については、測定結果を3段階の被害レベルとともに地図上で可視化する。

 防災情報としての有効性の検証では、測定データおよび都市浸水の様子を可視化した地図が、住民への避難指示などに活用するハザードマップとして有効かどうかを検証する。

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