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Oracle Databaseの移行を支援するSIサービス、レック・テクノロジーがOracle RATベースで提供

2018年8月27日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

レック・テクノロジー・コンサルティングは2018年8月24日、Oracle Databaseを新版へと移行する作業を支援するサービス「Re:Database RAT技術支援サービス」を発表した。2018年9月から提供する。価格(税別)は、テスト環境にOracle Cloudを利用したSQL互換性テストのコンサルティングが200万円から。販売目標は、初年度30システム。

 レック・テクノロジー・コンサルティングの「Re:Database RAT技術支援サービス」は、Oracle Databaseを新版へと移行する作業を支援するサービスである。必要な性能があるかどうかの確認や、SQLの互換性の確認を効率化するツールとして、Oracle Databaseのオプション機能である「Oracle Real Application Testing」(Oracle RAT)を利用する。

図1:レック・テクノロジー・コンサルティングが提供しているデータベース関連サービスの概要(出典:レック・テクノロジー・コンサルティング)図1:レック・テクノロジー・コンサルティングが提供しているデータベース関連サービスの概要(出典:レック・テクノロジー・コンサルティング)
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 Oracle RATでは、Oracle Cloudを使って、Oracle Databaseのバージョンアップに必要な開発環境と検証環境を安価に提供する。ただし、Oracle RATをユーザー企業が自前で使いこなすためには、Oracle Databaseに関する経験と専門知識が必要になる。Re:Database RAT技術支援サービスがこれを支援する。

 サービス提供の背景について同社は、Oracle Databaseを最新版にアップグレードするためには、検証を十分に行わなければならない課題を挙げる。「検証が不十分だと、アプリケーションの性能が劣化したり、新機能を十分に活かせないなどの問題が生じる可能性がある」(同社)。

 「データベースシステムは、セキュリティや機能強化の観点から、定期的なバージョンアップが必要である。この一方で、バージョンアップごとに実施するアプリケーション(SQL)の改修、稼働確認テスト、性能確認テストが、ユーザー企業にとって大きな負担となっている」(同社)。

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