[新製品・サービス]

NEC、顔認証エンジン「NeoFace」をオフィスで活用するための製品群をパッケージ化

2018年10月25日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2018年10月25日、顔認証エンジン「NeoFace」をオフィスにおける働き方の効率化や利便性の向上に活用したパッケージ製品「顔認証ソリューション for オフィス」を発表した。同日以降順次、製品・サービスを提供していく。

 顔認証エンジンを活用した製品群によって、オフィスでの働き方の効率や利便性を高める。新規・既存の製品・サービスを、オフィス向けに特化した形で、まとめて提供する。

図1:「顔認証ソリューション for オフィス」の概要(出典:NEC)図1:「顔認証ソリューション for オフィス」の概要(出典:NEC)
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 新サービスとして、顔情報を共通利用できるサービス「NeoFace顔情報マネジメントサービス」を用意した。端末のログインやプリンタ/複合機での認証、ビルやフロアへの入退など、オフィス内における認証を顔情報にまとめることができる。

 さらに今回、顔認証システムの導入コンサルティングや、運用時の保守サービスなどを、「顔認証ソリューション for オフィス 構築支援サービス」としてメニュー化した。

 既存の製品・サービスも強化した。PCのログイン認証などに使えるソフト「NeoFace Monitor」は、OSのログインだけでなくアプリケーションへのログインにも利用できるようにした。アプリケーションを立ち上げるごとにID/パスワードを入力する手間を省くことができる。

 ビルの出入口で顔認証を使った入退場を可能にするパッケージ製品「NeoFace Access Control」は、外部認証システムからAPIで連携できるようにした。外部管理システムから、入退場の制御や、入退者情報の取得/登録などができる。また、冷却ファンを内蔵したモデルを製品化した。これにより、背面や側面に空間を設ける必要がなくなり、設置の自由度が高まった。

 顔認証ソフトをプリインストールしたアプライアンスサーバーと導入サービスをセットにした導入パッケージ「NeoFace顔認証システム導入セット」は、フロアや会議室などの入退室時にドア解錠ができる入退室機能モデルにおいて、利用者の顔認証画像を自動で更新できるようするなど、顔認証の正確さを高めた。

 顔認証機能と顔認証の管理機能を提供するクラウドサービス「NeoFace Cloud」では、新サービスとして、本人確認と位置情報管理ができる「NeoFace Cloud GPS連携サービス」を提供する。スマートフォン/タブレット上のアプリケーションを使い、任意の勤務場所で、「誰が、いつ、どこにいたか」を正確に記録できる。

 このほかにも、今後の提供を予定する新サービスとして、本人の顔画像と身分証明書の写真を照合して同一人物かどうかを判定するサービスや、顔画像から年代・性別を推定するサービス、顔認証を活用したスタンプラリーサービス、スマートデバイスへの情報配信を支援するサービスなどがある。

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