[イベントレポート]

RPA人材不足のなか「RPA女子」が初の“女子会”開催

2018年10月30日(火)杉田 悟(IT Leaders編集部)

カープ女子にインスタ女子、鉄道女子(鉄女、鉄子)など、〇〇女子が世の中に氾濫しているが、どちらかというと男社会だったIT業界も例外ではない。その名も「RPA女子」。RPAが趣味な女子の集まりというわけではなく、RPA導入のアセスメントやロボ開発を請け負う、RPAのプロ集団のことだ。人材不足が懸念されるIT業界において、貴重な役割を果たすことが期待される。2018年10月26日に初開催された“女子会”では新たに、AIへの取り組みを開始することがアナウンスされ、さらなる高みを目指すRPA女子への注目が高まりそうだ。

 「RPA女子」は、今注目のRPA(Robotic Process Automation)と女性の働き方改革を組み合わせたプロジェクトである。ソフトウェアベンダーのRPAテクノロジーズ、ITコンサルティングや教育を手がけるMAIA(画面1)、人材サービスのWaris、ブイキューブという面々が立ち上げたもので、RPA人材になるための教育から、導入コンサルティング、ロボ(デジタルレイバー)開発まで、RPA業務を請け負うのに必要なスキルの取得支援を一貫して提供する。

背景に「RPA人材不足」と「働く女性たちの悩み」

 RPAは現在、多くの企業が興味を持ち導入に至るケースが増加している。あまりに急激に案件が増えたため、RPA導入をアセスメントするプロフェッショナルな人材や、ユーザーから受託しロボ開発を行う技術者の育成が追いついておらず、導入機会を逸している企業も多いのが現状だ。

 一方、働き方改革が叫ばれる中、出産や育児などでいったん企業を離れた女性が、いざ職場復帰しようとしても、企業が受け入れてくれなかったり、自分の技能を生かすポジションにつけなかったりと、容易でない状況が続いている。

 RPA女子は、そういった人材不足の現場と働きたい女性とのマッチングを、RPAというニーズの高いツールをキーワードに実現しようというプロジェクトだ。かつて働いていたが現在は専業主婦になっている女性や副業を持ちたい女性など、労働意欲のある女性を対象に、RPAのオンライン教育を実施している。

 実験的に行った0期に始まり、プロジェクトの本格始動後に1期、2期と実施され、現在3期生が受講中となっている。すでに100名近くの卒業生を輩出しており、「2019年中には1000名を目指す」(MAIAのCEO、月田有香氏)としている。

画面1:MAIAの「RPA女子プロジェクト」のWebページ(https://www.maia.co.jp/rpa-women)
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 参加者に話を聞くと、SEなどの技術系だけでなく、マーケティングなどさまざまな職種の経験者がRPA女子として活動しているようだ。実際の業務はすべてオンラインで行われるので、子育て中でも負担が少なく済んでいるという。

 また、RPA女子の間では、0期や1期の先輩たちが率先して後輩たちの質問や悩みに応えるコミュニティが形成されている。そうした活動も基本、オンラインで行われており、実際に顔を合わせる機会がほどんどなかったという。

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